違う形で夢を叶えるということ
「2024年の11月にコーヒー屋をオープンさせるよ」
地元の公園で妻と散歩してベンチに座り、紅葉を眺めながら何気なく呟いたのがちょうど3年前の11月のこと。
新たな道を模索しながらコーヒーの世界を知った時期でした。
振り返ると今後の自分に見通しを立てたいから、一つのゴール設定をしたのかもしれません。
結果から報告すると地元のマルシェに申し込みをして「出店」という形で叶いました。
出店のテーマ
出店前に「一杯のコーヒーでホッと一息つける時間を作ってもらおう」というテーマを掲げました。
様々な情報が耳に入ってくる社会で慌ただしく1日が終わる中でも、一人ひとりが大事にしている事、人、時間、場所など、ホッと一息つける時間を過ごしてほしいな……という気持ちがあったからです。
私はお気に入りのコーヒー屋さんに行くと、時間を忘れるほど夢中になれるし心から癒されました。
だから、私もコーヒーを通じてお客様の心が少しでも和んだらいいなと思っていました。
それなのに当日は心臓がバクバクした。
マルシェに出店することは初めてだったためか、当日の朝になると無事にやれるかどうか不安にかられました。
ホッと一息ついてほしいのに、店主が緊張してしまってはシャレになりません💦
でも、出店してお客様から注文を受けてコーヒーを淹れると、少しずつ落ち着いていくのが自分でも分かりました。
お客様はのんびりとハンドドリップの様子を見守ってくれるので、肩の力も抜けて普段通りの自分が出せた気がします。
そして、お客様とフードペアリングや各国のコーヒーの特徴などで話が弾んでいくうちに……。
――また出店したいな。
という想いが強くなりました。
あの時公園で呟いたように、店舗を構えてカウンターに立ってはいないけど、違う形で夢が叶うこともあるんだと目の前で人が行き交う様子を眺めながらしみじみ感じました。
この先の未来がどうなるかは自分の努力次第だけど、コーヒーを淹れる未来があるならば、どんな形といえども、どんな場所であろうとも、居心地が良いなと思ってもらえるコーヒー屋を目指そうと思う。
マルシェの準備に要した期間
夏に出店の申し込みをしてから出店するまでおよそ2か月でしたが、けっこうバタバタしました。
必要な備品や物品の購入に加え、私の場合はコーヒーのお店なので時間を作っては保健所との話し合いに臨みました。
保健所の帰りに自転車のチェーンがぶっ壊れて、36度の炎天下で歩いて帰ったことは今は良き思い出です。
最後に
noteで好きなことで強みを発揮している人達を見て、自分も諦めずに挑戦してみようと刺激を受けました。
noteのフォロワーさんの記事で心の在り方や物事の考え方で共感し、挑戦している記事を観て勇気をもらい、背中を押してもらいました。
「ありがとうございます」
頻繁に記事を公開することはできていませんが、毎日皆さんの記事を読むのを楽しみにしています。
今週もお疲れ様でした。
ようやく秋の足音が近づいてきましたね。
穏やかな週末となりますように♪