【現代空間論5】公文俊平「情報空間」
情報社会学者・公文俊平は、SNSをはじめとした「情報空間」は、我々の一般的な常識とは少し異なり、個人と世界が反転した空間特性を持っていると述べています。
「物理空間」に占める個人を考えると、国や世界に比べると一点にすぎないほど小さなもののようですが、「情報空間」ではこの関係が逆転し、世界の方が微少なものになるといいます。
情報空間私たちは普段、自分を取り巻く空間を、固定相的な空間と捉えています。もちろん空間感覚に個人差はありますが、他の多くの人々とその一つの空間を共有して