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#563 マネジメントスタイルをチームに合わせて変えるのは正解?不正解?

マネジメントスタイル、自分のやり方を貫くのか、チームに合わせるのか?どっちが正解なのかな?と思うことがあったので、メモ。


1、同じチームを担当していてもメンバーは変わる

ザ中間管理職です。来年1月に大きな人事異動があり(外資系ですが新たな試みで大規模な人事ローテーションを行うことになったのです…)、私自身は異動しなかったものの、チームメンバーは4人も異動するという事態に。

今回、長い人ほどローテーションを、というコンセプトもあり、頼り切っていた(=任せ切っていた)メンバーも含まれています。

正直、参ったな、というところなのですが、私が参っているのは、仕事が回らないのでは、ということよりも、メンバーの不安が非常に大きいことです。

これまで、任せられる領域については思い切って任せるようにして、あまり細かいことには口を挟まずにやってきました。

ところが、そうしたメンバーが軒並み今回異動対象となってしまいました。

やりすぎだよ。。

とはいえ、普通の会社であれば、定期的な異動や最近では転職も珍しくないので、想定外のメンバーが想定外の時期にいなくなる、というのは想定内、とも言えます。

つまり、同じチームを担当していてもメンバーは変わっていくものです。


でも、、やりすぎだよ。。


2、メンバーが変わる不安になるのは…

さて、そうした不安を持つのは当然、という状況ですし、伝える前に予想できたことです。

不安の内容を何人かに聞いてみると、以下のような感じです。

☑️ 指示や決定をしてくれていた人がいなくなる
☑️ 新しい人たちが多くなるので慣れるまで業務負荷が高くなる?
☑️ 新しいメンバーでの仕事の配分は今のままで良いのか?
☑️ 今後、自分も異動対象になるのか?

こうしてみると、まぁ、そうでしょうね、という感じです。

たまたま偶然ですが、このタイミングで年に1回行われている従業員満足度調査の結果がきました。調査時期は、今回の大規模なローテーションプログラム発表前です。

様々な項目があるのですが、それは置いておいて(悪くはなかったです)、コメントの中に、管理職への要望として、もっとリーダーシップを発揮してほしい、というものがありました。私の部署には2つの課があって、それぞれに管理職がいますので、部署としては管理職は3人います。誰のことを言っているかわかりませんが、おそらく私に対してだと思われます。

というのも、前述の通り、経験も能力もしっかりしているので、任せていることが多く、私自身が強く方針を打ち出すとか指示をする、ということはあまりなかったのです。

そういったことも併せて考えると、先ほどの不安の最初、「指示や決定をしてくれる人がいなくなる」というのは、その上の私には指示や決定を期待していない、ということが透けて見えます。

さて、どうしたもんでしょうか?


3、マネジメントスタイルは変えられる?変えるべき?

不安なのはわかりますし内容もある意味当然です。

その中で、業務負荷への不安や、役割変更への不安、というのは異動には付き物ですが、先に挙げた、私のマネジメントスタイルに対する不安(もっとリーダーシップを発揮して欲しい)に対しては、私の課題です。

当然ですが、変えるつもりです。
これまで放任じゃん(≒何もしてないじゃん)、と思われかねないほどの委任をしていたスタイルを意識的に取っていましたが、それは、任せても成果に問題がないメンバーに恵まれていたからです。

こうしたメンバーの場合、事細かに報告を求めたり、途中であーでもないこーでもない、と意見を挟んだりするのは、業務効率上最悪です。
最終成果物だけ確認すれば良いですし、迷う場合や判断が欲しい場合はきちんと報告や相談をしてくれます。

当然ですが、メンバーが変わり、あまり経験や知識がない場合、委任することはできません。

私の方で関わり方を変えていかなければなりません。

つまり、マネジメントスタイルを変える必要があるのです。

変えられるか変えられないか、というより、変えなければならない、ということです。


4、まとめ

いかがでしたでしょうか?

どこに行っても同じようなマネジメントスタイルをする方もいらっしゃいます。
一方で、担当する部署やメンバーでスタイルを変える方もいらっしゃいます。

どちらが正解、というのはないのかもしれませんが、コーチングの前に、ティーチングが必要な段階があるように、マネジメントスタイルも、管理職個人のスタイル、ということではなく、相手=チームメンバーの業務への精通度合い等で変えるべき、というのが私の考えです。

今回は大規模な異動によって、変えなければならないなぁ、という状況になり、改めてメモをしてみました。

例によって私のメモは当たり前の内容ですが、過去に強い成功体験をお持ちの方ほど、自分のスタイルに固執するケースをちらほらみてきました。

そもそもマネジメントというのは与えられたチームメンバーの力を最大限引き出して与えられた業務において成果を出すこと、です。
そう考えれば、チームに合わせてスタイルを変える、というのはある意味当然ですし、管理職の変なこだわりでメンバーの効率を下げるような、もっと言えば、アウトプットの質を下げるようなことは、避けなければなりません。


最後までお読みいただきありがとうございました。
私がこれまで、何もしていないように見える、というのは、あくまで、敢えてなんですよ、という言い訳メモでした。
例によって個人的なメモですが、どこか参考になるところがあれば嬉しいです。

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