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#545 今の管理職に最も必要とされる「○○力」

ザ中間管理職です。今の管理職って求められることが多くなっている気がしますが、その中でも最も必要とされる力はこれかも、と思ったので、メモ。


1、チームのパフォーマンスはリーダーで変わる。いやほんとに。

2回の転職、1回の出向に加えて、ジョブ型、部門別採用の外資系勤務の割には、社内でも部門を跨いだ異動もしましたので、さまざまな業務を経験してきました。

その中で、いろいろな上司に出会ってきましたし、業務改善、組織改善、ガバナンスを担当していた際には、横からさまざまなタイプの組織や管理職を見てきました。

その過程で、リーダーが変わってチームがガラッと変わる場面にも何度も目にしてきました。ほんと、リーダーで変わるのです。

その経験から、管理職って何するの?という疑問を常に持っており、振り返ると過去以下のような投稿をしてきました。


2、管理職に求められる「肯定力」

そんな中で、今、管理職に求められる資質、はなんだろう?と考える機会がありました。

というのも、最近上司である役員が変わったのです。

おそらく皆さんも経験あると思いますが、上司が変わるとたとえ方針を継承したとしても、仕事の進め方やこだわりポイントが変わることによって、結構な影響を受けるものです。

そうした変化に対応していく中で、管理職に今、求められる資質って、「肯定力」だなぁ、と思ったのです。

そう。「肯定力」です。

割と多いのが、否定から入る管理職です。チームメンバーが作った企画や資料を、採点する感覚、というのでしょうか。本人はアドバイス、なのでしょうが、結果的には「否定」することになります。

もちろん、部下の方もそれは覚悟しているところで、承認してもらうためには、何か修正が入るんだろうなぁ、だからこそ、しっかり見てほしいし、説明もする、ということだと思います。

逆に、何を持っていっても「いいね!」と肯定だけされるのも困りものです。

ここで私がお伝えしたい「肯定力」というのは、「まずは肯定から入る」「頭ごなしに否定から入らない」という資質、です。

変化の激しい時代、管理職の知識経験の範囲に正解があるとは限りませんし、そちらの方が可能性は低いかもしれません。

そんな時代に、「俺が正解」という態度ではアウトプットの質が低下します。

しかも悪いことに、チームメンバーからアイディアが出なくなります。「どうせ新しい試みを提案しても、否定されるから」ということです。

これでは、この変化の激しい時代に良いアウトプットを出せるはずがありません。


3、まとめ

いかがでしたでしょうか?

変化が激しい今、管理職に求められるのは「肯定力」という資質では、という内容でした。

管理職、といっても、偉いわけでも、全てのことがわかっているわけでもないのです。単に役割です。とはいえ、管理職は人事評価権を持っているわけで、メンバーは逆らえません。

その辺りをきちんと分かっているか否か、つまり、管理職が言ったことは、管理職が思っている以上にチームメンバーに影響を与えるのだ、ということを理解しているか、がとても重要だと感じています。

業務組織改善を担当していたときの経験ですが、「そんなつもりはなかった」という管理職が本当に多いのです。自分が部下の時はあった感覚なのに、どうして立場が変わるとそれを忘れてしまうのでしょうか。。

おそらく、管理職側には「否定」している気はサラサラないと思います。アドバイス、フィードバックだと思っているはずです。

それでも、少し間違うと、チームを萎縮させてしまう、その結果、常に凡庸なアウトプットしか出せないチームになってしまうのです。

匙加減が難しいところではありますが、「肯定力」身につけたいところです。


最後までお読みいただきありがとうございました。例によって個人的な経験に基づくメモでしたが、どこか参考になるところがあれば嬉しいです。

このテーマは関心があるのか過去でも多く投稿しています。
以下は今回と似た話かもしれません。


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