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朗読LIVE 165 かたい大きな手(前半)

半日電車に揺られたら、まるで違う気候になる。
雲を運ぶ風、山や海といった地形によって、多彩な気候が作られる。
違うということを頭では理解していても、生活に根ざす部分までは中々分からない。どんよりとした北国から、からりと晴れた都会へ。
北国で根を張って暮らしてこられたおじいさんの胸中には、何が浮かんでいたのだろう。

基本的に晴れた地域で過ごしてきたので、雪の降るような気候に憧れはある。雪に温泉、なんてうっとりとしてしまう。しかし、雪国育ちの友人の話を聞くたびに、私みたいな根性無しには、とても暮らしてゆかれないと毎度思うのである。

かたい大きな手 小川未明

朗読は、45秒過ぎからです。
※外で採録しましたので、環境音が入っています。聞きづらい箇所があるかもしれません。ご了承ください。


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杜埜 玖/KuU Morino
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