『元女子高生、パパになる』
うたにとっては1か月振りくらいの本紹介シリーズとして、『元女子高生、パパになる』を紹介します。
こんにちは、くつばこ+のうたです。大学の授業が前期より減って、本を読む余裕ができました。個人的には読書が嫌いではないので、うれしいです。
☆『ダブルハッピネス』
この本を手に取った理由、正直分かりません笑。なんかで紹介されていて、くつばこ+でも紹介できるなって思ったことがきっかけだと思うのですが…。この本はタイトルからもわかるように、トランスジェンダーで、体の性としては女性、心は男性を描いた本で、本人の自伝のような感じになっています。実は、本の著者の杉山さん、本作は2作目で、『ダブルハッピネス』という本を1冊目として、2006年に出版しています。今でも世の中に向けてカミングアウトしている人は多くないですが、当時はさらに少なかったので、トランスジェンダーの人の中では話題になったようです。この本は、学生を卒業するまでを自伝的に描いた作品でした。
☆『元女子高生、パパになる』
そして、今回紹介する『元女子高生、パパになる』は2作目。大学を卒業した後、2020年までの様々な出来事、例えば、就職、イベント運営、結婚、出産。様々な出来事を自伝的に語っています。その中では、もちろん大変なことが色々あったようですが、「辛い」を前面に出すような書き方はされていません。本の中でも書かれていますが、性的マイノリティの中でも「ハッピー担当」だと思っていることが伝わってきます。
☆「ふつう」って何だろう
くつばこ+のnoteにもよく出てきますが、「ふつう」ってなんでしょう。トランスジェンダーの人は「ふつう」ではないのでしょうか。この本には「自分にとっての普通」と「周りとっての普通」がかみ合わないと書いてあります。この言葉はまさにくつばこ+的な言葉ではないでしょうか。世間の大多数の人と自分に違う部分は誰しもが持っているでしょう。しかし、自分が普通ではないと悩む人はたくさんいます。障害がなくても、LGBTの当事者じゃなくても悩んでいる人はたくさんいるでしょう。だからこそ、「ふつう」になりきる必要はないのではないかな、って思いますね。
ということで、今日は久しぶりの本紹介でした。杉山さんの楽観的に物事を捉える方法、とてもためになる人は多いと思うので、ぜひ興味がなくても読んでみてください。うたの後期は前期より授業数が減ったので、本紹介を月1くらいでは出来たらいいなって思います。では、また~!
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