映画大好きポンポさんを観て
最初に、わかりやすいアメリカのサクセスストーリーだという印象を受けたが、主人公の持っている資質を成功の必要条件として示すに留まらず、成功に必要な要素として、才能と名声ある人とのコネや出資者の説得と獲得などの外部要因が存在していることも短時間できちんと説明されており、薄っぺらい感じはしなかった。
また、それらの外部要因がポンポさんや大学時代の顔見知りなどの他人の寄与によって揃えられていくストーリーは、多くの人間の労働集約物であるところの映画を作る物語としてとても納得感があった。