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studymate
【読書感想文】「性格が悪い」ということはどういうことなのかーダークサイドの心理学
2024年10月23日
読み終えた感想は…いや~な感じが残った。
本自体は、興味深く面白い内容。
性格の悪さをおおまかに「マキャベリアニズム」「サイコパシー」「ナルシシズム」「サディズム」の4つに分類されていた。知らなかった。分類できるなんて…嫌な奴を分類・分析したことなどなかったから、内容に引き込まれた。マキャベリアニズム以外は、よく見聞きする言葉で馴染みがある。
自分で性格が悪いということ説明しようとすると、案外線引が曖昧になるから、明確に説明されていてスッキリとする。
マキャベリアニズム
利己的で目標の達成のためなら人を操る。嘘を付く。ひどいことでも平気でする。うまくいかないことは自分の責任にしたくない。
サイコパシー
報復するときに冷酷。自己中心的で無感情。お金や地位を目標にして行動する。他人が苦しんでいても気にならない。
ナルシシズム
自分は他人より上だと思っている。批判されると怒り狂う。目立ちたがり屋。
サディズム
人が傷つくのを見ると興奮する。正直言うと人を傷つけてみたい。人が苦痛を抱くことに期待する。
以上をおおまかにダークサイドな性格と、くくられていた。略してDの意思…なんだかアニメで聞き覚えがあるD(笑)
印象に残ったのは、生活環境にもよるがダークサイドな性格は、親から子へ4割から6割遺伝すると書かれていた。
性格の悪さが遺伝情報に刻まれているなんて、生物として本能的な生存戦略からきてるのか…
ダークサイドな性格によって悩まされたり、悩んだりするのは特別なものではなく、誰もがその一面を、持ち合わせており上手に付き合っていくことが重要と言うものの…やっぱり厄介…