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V0からDifyを動かす方法〜AI先生を例に〜

【この記事はこんな人にオススメ】
・Dify、V0を触ったことがある人
・V0で作ったフロントエンドからDifyをバックエンドとして呼び出してみたい人
・可能な限り無料でやりたい人


・V0とDifyを繋げてみたい!

最近、「V0で作ったUIからDify動かせる!」ということを知りました。

で、自分もやってみようと思ったところ、あんまり細かく紹介している人がいない。

でも、あれこれ試行錯誤したらなんとかできました。

というわけで、今回は「どのように作成・修正していったのか?」について説明したいと思います。(なので、初回登録関係は省きます)

記事を読むのもメンドー」と思う方は、以下にV0のチャットを公開しているので、ぜひ見てみてください(その代わりスキは押してね👍)

・実際の繋げ方

1. Difyのアプリを新しく作る

まずは新しくDifyのアプリを作成します。(チャットボットのChatflow

チャットボットのChatflowを作成

2. Difyの画像アップロードの有効化

次に、画像アップロードもできるようにしておきたいので、右上の「機能」から、「画像アップロード」を有効化しておきます。

「画像アップロード」を有効化

3. LLMの部分は「AI先生」を流用

SYSTEMプロンプトの部分はなんでもいいですが、今回は以前紹介した「AI先生」で使っているプロンプトにしておきます。

LLMの設定

あなたは優秀なAI先生です。生徒からの質問や画像に対して、わかりやすく丁寧に回答してください。回答する際は、以下の条件に必ず従ってください。
・【答え】と【解説】の形式で回答を提供してください。
・数式が含まれる場合、LaTeXで記述し、各数式は$$で囲んでください。
・区切り記号(###)は使用しないでください。
・【答え】と【解説】は合計で1000字以内で記述してください。
・「[」と「]」は使わずに「(」と「)」を使ってください。
・【答え】と【解説】の後には改行を入れてください。

AI先生のSYSTEMプロンプト

4. 「公開する」をクリック

ここまでできたら、一度公開しておきます。

5. APIアクセス「Send Chat Message」の「Request Body」をコピー

DifyのAPIアクセスから「Send Chat Message」の項を探し、「Request Body」をコピーしておきます。

6. V0を開き、先ほどコピーしたコードを貼り付ける

V0に移り、先ほどコピーしたコードを貼り付け、中身を少し修正して送信します。

上記に先程のコードを貼り付け

以下のように一部修正します。

面倒な方は以下のコードをそのまま貼り付けて、送信してください。

curl -X POST 'https://api.dify.ai/v1/chat-messages'
--header 'Authorization: Bearer {api_key}'
--header 'Content-Type: application/json'
--data-raw '{ "inputs": {}, "query": "質問をここに入力", "response_mode": "blocking", "conversation_id": "", "user": "abc-123", "files": [ { "type": "image", "transfer_method": "local_file", "upload_file_id": "ファイルをアップロードできるようにボタンを配置してください" } ] }'

7. V0が作成してくれた画面に足りないところを指摘する

すると、V0がコードを実行できるようなUIをすぐに作成してくれるので、修正点があれば指摘をしていきます。

一回でここまで作成してくれる(ガチャ要素あり)

今回は、APIキーを入力する箇所が画面上になかったため、以下のようにお願いしております。

修正依頼

すると、以下のようにすぐに修正してくれます。

修正後のデザイン

8. DifyのAPIキーを取得して試してみる

ここで、一度DifyのAPIキーを取得してちゃんと動くか試してみます。

・APIアクセスから右上にある「APIキー」をクリック

「APIキー」をクリック

・「新しいシークレットキーを作成」をクリック

「新しいシークレットキーを作成」をクリック

・作成されたAPIシークレットキーをコピー

・V0に戻り、先ほどのAPIキーを使って、ちゃんと動くか試す。

先ほどのAPIキーをV0のプレビューに貼り付けて、実際に質問とファイルを添付して送信してみます。

今回は、「レスポンス」の部分が以下のようにエラーが出ていたので、コピーしてV0に貼り付けて修正してもらいました。

これでうまくいく時もありますが、うまくいかない時もあります。
まだまだガチャ要素が強い印象です。

ちなみに、今回の場合は数回修正してもらって、うまくいかなかったので、最終手段をとりました。

9. コード修正の最終手段は「ChatGPT o1-preview」

私の場合、コード修正の最終手段は「ChatGPT o1-preview」です。

質問の仕方は、前回の記事で紹介している「詰め込みプロンプト」です。

DifyのAPIアクセスの説明文を以下のように全文コピーして、プロンプトに貼り付け、「この資料を参考に以下コードを修正して。(以下コードが続く)と質問をするやり方です。

APIアクセスの説明文を全文コピーしてプロンプトに組み込む

どんな質問をしたのかはチャット履歴を公開しているので、以下を参考にしてください。

10. 修正されたコードをV0に投げて、「これに置き換えて」とお願いする

別のAIで修正してもらった場合、コードを貼り付けて、「これに置き換えて」とお願いすると、修正されたコードにそのまま置き換えてくれます。

コードを貼り付けると、そのまま置き換えてくれる

11. さらにオシャレにしてもらう

もっとオシャレにしてもらいました。

一旦の完成版(プレビュー)

12. ちゃんと動くか試してみる

最後に、実際に動くか試してみましょう。

APIキー、質問、ファイルを添付して、送信!

うまく回答が出ました!

SYSTEMプロンプト通りに答えてくれた!

以上で終了です!

・最後に

今回の記事はいかがだったでしょうか。

今後も、AIアプリの作成や作成方法の紹介をしていくので、気になる方は、ぜひフォローとスキをお願いします!

他に紹介して欲しい内容や改善点があれば、コメントをお待ちしております!

それでは、次回もよろしくお願いします!!



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