ぼうさいこくたい2023 れぽーと1: 救出救護ワークショップ
9月17日(日)と18日(月)に横浜国立大学にて開催された「ぼうさいこくたい2023」の17日の部に行ってまいりましたので,本記事では,そこで感じたこと,学んだことを述べようと思います.
今回は初めての参加だったのですが,関東大震災から今年で100年ということで,それを大きなテーマとしていました.今後日本が避けられないであろう関東大震災や東日本大震災のような大規模災害を見据えて,国全体として防災・減災のキャパシティやレジリエンスを高めていこうという趣旨だと勝手に理解しています.
今回は,おもに3つのセッションに参加しまして,その順でご紹介します!
その1: なでしこSATチームから恐竜くんと一緒に学ぶ災害時の救出救護ワークショップ
救出救護について学びました.
救急救命講習はよくやりますよね!心肺蘇生法をAEDとともに学ぶと思います.あとは,例えば,防災士の資格を取る前にも改めて講習を受けます(受けました).
ただ,災害,とくに地震が発生したあとの実際の現場はどうなるのか?と考えるとあまり想像つかないですよね(少なくとも私の場合はそうでした).
これはよく言われてると思うのですが,地震そのものによって人が死ぬことはまぁ少なく,地震で建物が壊れたりものが動いたりして死ぬんですよね.
そういうときはかなりたくさんの人が影響を受けて,消防や警察などの公助は届かないと考えた方がよく,だいたい身近な人が協力して助ける,ということになるわけです.その時に,どうにかできるようにイメージを持とうということです.
物が落ちてきて,埋まってしまった人がいるのを救助するという想定で演習を行いました.バールにてこの原理を使えば,力の弱い人でも十分ものを上げることができるということでした.落下物をすこしずつジャッキアップして,ものを間において圧力を取り除いてから,被災者の方を引き出します.そしてそこからは,必要なら心肺蘇生などを行います.心肺蘇生はそんなに特別なことじゃなので割愛しますが,交代でできるだけの人がいたらベストだけど,いないときどうかな~ということは思いました.
ここでは3点ほど学びを述べたいと思います.
この過程では,被災者の方に脊髄損傷がある可能性を考慮して動かす,ということは私にとって新鮮でした.首・頭を固定して引き出したり,動かしたり(搬送の際でも),した方がいいとのことです.私を含めて,一般の人はなかなか思いが至らないところだなと思いました.
その人を下敷きにしている障害物を除ける作業のとき,その障害物の下に手なり足なり自分の身体を入れてはいけないということ.私は作業の過程で,つい,その障害物の下に手を入れてしまったんですね.それは危ないですよと即座にご助言いただきまして,あ,全然そういう意識がなかったなとめちゃめちゃ反省していました.のですが,そういう感覚持つのは今の(都市)社会だと結構厳しいところあるなということも,帰り際に思っていました(横浜を歩いていましたので笑).
実技は絶対にした方がいい.避難とかもそうですが,イメージを付けるためには,真剣に状況を見て取り組むまないと無理だろうなと思いました.二点目に述べたように,そうやって初めて,なにが危なくて,何が安全なのか,などが分かるんだなと.身体で覚える必要があるなということでもあります.
今回は以上です!
あとの2つのセッションはまた追ってご報告しますね😁
それでは,明日からもちょっぴりBetterな日にしていきましょう!