論語と算盤【読書感想】

渋沢栄一の有名な著書である「論語と算盤」を初めて読みました.

最近の大河でも取り上げられている渋沢栄一です.大河はほぼみた事ないのでそのブームに乗っかったわけではないのですが,新一万円札になるらしいので著書の1つくらい読んでみたいなと思い読んでみました.

あと最近,有名と言われる明治〜大正の書籍を読んでみたいというモチベが高まったので読んでみました.

読んでみた感想として,明治初期の本とは思えないほど思想が現代に通ずるものが多くあると思いました.

私が感銘を受けたところは2点ありました.

1つ目はお金に関する事です.

僕は大学院生なのですが,お金に関心がないです.貯金を最近始めましたがそこまで貯まることはないです.物欲は少ない方です.高い車が欲しいとかいいマンションに住みたいとか可愛い嫁さんが欲しいとかいう欲望がほとんどないです.サウナとコンテンツに払うお金があれば満足に生きていけます.しかし,僕が大学院生生活をのうのうと過ごしている中,友達は社会人2年目生活になっておりお金に関することをかなり知っていました.積立NISAを一気に説明された時はびっくりしました.つい2年前は一緒に居酒屋でだらけていたはずなのに...

高校時代の友達はいい車に乗ってゴルフをやっていてそれを自己顕示欲ゴリゴリのインスタに載せていました.ダサいな.

僕もお金に関することを勉強しないといけないのかなと思いました.

お金に対して,無駄に使うのは戒めなければならない.しかし同時に,ケチになることも注意しなければならない.

「仁義と冨貴」の最後の方にこのように書かれていました.僕はこの言葉がとてもしっくりきました.

お金を無駄に使うのもダメだし,ケチになるのもだめ.ちょうどいい塩梅が大事という当たり前のようで一番できないことでした.この言葉は大事です.

その塩梅をこれからの社会人生活で見つけていきたいと思います.

2つ目は親孝行に関する事です.

まだ親孝行をしたことがない24歳大学院生です.これからしていく予定です.

父が「これが親孝行の道なのだ」と孝行を強制していたら、わたしはかえって父に反抗したりなぞして親不孝の子供になってしまったかもしれない。

渋沢栄一は親孝行は親が強制させるものではないと記しています.

僕は社会人になったら親孝行しようと思います.親とは喧嘩ばかりでしたが.とても感謝しています.

もし僕に子供ができても親孝行の気持ちはこういう気持ちで行こうと思いました.


次は学問のすゝめとか論語とか渋沢百訓とか読みたい.読みやすい現代語訳を探そう

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