世の中と足並みが揃わない【読書感想】
こんにちは,9436です.最近は水道の凍結に苦しめられて毎日温泉生活を強いられています.金が飛んでいく飛んでいく.
これから書評ブログをあげていこうかなと思っている.基本的には,なぜこの本を読もうと思ったのか,読んで思った感想,印象に残ったフレーズなどを読んでいきたいと思います.書評なんて大したことではありませんが,この本を読んでどういかしていくのかそんなことを書いていきたいです.
読んだ本
今回読んだのはふかわりょうの「世の中と足並みが揃わない」です.
きっかけ
僕は,お笑いが大好きです.特にオードリー好きで,若林さんの本は全部読ませていただきました.いつか再読して書評を書きたいなと感じています.
お笑い好きから派生して芸人のエッセイを最近読んでいます.ハライチ岩井のエッセイも読ませていただきました.
なぜふかわりょうのエッセイを読もうかと思ったのかというとシンプルにタイトルに惹かれたのです.有吉弘行のラジオにゲストで出演した際になんてひねくれているんだろうこの人はと感じました.
よかったら聞いてみてください,有吉弘行が自由に楽しくやっているのはとても楽しいです.
ふかわさんは有吉さんに毒舌を言われ,貶されてもユーモアのある言葉でいじりを面白く昇華していました.「昇華」という言葉がぴったり当てはまり,いじられをふかわさんのフレーズで加速していて,聞いていて笑いが止まりませんでした.僕も元来,いじられキャラではあるのですが,こういう風に面白く返すことができないなと感じていました.こんな面白いフレーズで返すことができるなんてふかわさんの考えていることを知りたい!!!と思いました.
そこで,この本を読めばふかわさんの面白い心境を知ることができるのではないかと考えました.(かなり浅はかですが...)
感想
読んだ感想として,本のタイトルの通りこの人はとても生きにくそうだなと感じました.特に章の一つである「女には敵うわけない」が偏見の塊でとても面白かったです.
女性にとって会話は呼吸なのかもしれません。話をしていないと生きていけない。
女性は解決することより、状況を共有することに価値をおいているのもあると思います。
女性全員ではないにしても、男性に比べて、「筋」とか「情」の概念が希薄なのでしょうか。
このような偏見のワードがたくさん出てきました.正直,僕はこのようなワードがとても大好きなので,本のページをめくる手が止まらなかったです.
このような偏見の塊や,〇〇放題が苦手というエピソード,ポスト出川から舵を切った話などふかわさんはたくさんのことを考え,そしてこの本に気持ちをこめてくれたんだなと感じました.
僕の主観ですが,女性の偏見の塊については納得できることしかなかったです.僕は常日頃から「女心がわかっていない」とたくさんの人に言われますし,なんなら自覚しています.イルミネーションを見たいという気持ちもよくわからないですし,行列に並んでまで食べたいものなど特にないです.女性と男性は別の生き物であるというのを再認識させられました.この章の最後にこんな言葉で締めてありました.
男はドキュメントで、女はフィクション。はぁ、やはり女性には敵いません。
こんな素晴らしい文章をかけるなんてと感動してしまいました.男は情で生きたり嘘をつくのが女より苦手などのドキュメンタリーな一面があったり,逆に女は男のことを考えフィクションを作り出す.今までの男性観女性観で一番納得した言葉でした.
このようにふかわさんの本には納得できるところ,あまり共感できないところなどが多くありました.どちらかといえば納得できるところも多く,もしかしたら僕も「世の中と足並みが揃わない」のではないかと感じました.(ふかわさんはこの本のタイトルを気に入っていないとおっしゃっていた)
しかしふかわさんのような考え方をしている人もいるんだと考えると,僕はこれからも自分らしく足を揃わせずに生きていきたいです
世の中と足並みが揃わない,是非お勧めしたいです.