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「服が大量にあるのに着ていく服がない問題」の解決策6つ
はじめまして。くせっけデザインと申します。
デザインの考え方を応用して性別問わず大人の服選びのヒントを追求することをライフワークのひとつにしています。
今回のテーマはこちら。
服選びのプチストレス・・!
自宅には服がたくさんある。
なのに「今日着ていく服が見つからない・・・」といった経験はありませんでしょうか?
僕もときどきそんなパターンに陥る時があります。服選びあるあるとしてよく話題になるこの話。予想以上に多くの方が直面しているプチストレスであることがわかってきました。
捨てられる服たちと負のループ
環境省が公開している情報を見ると、一日に焼却・埋め立て処分される衣類は1,200トン(!)といわれ日々大量の衣類が捨てられていることがわかります。
スタイリングのプロならともかく、選択肢が増えれば増えるほど組み合わせは難しくなっていくのに服を買うことをやめられないループはもはや一般的になっているのではないかと感じます。
そこで、僕が意識している「服が大量にあるのに着ていく服がない問題」対策を短期的・中期的・長期的の3つに分けて紹介したいと思います。
性別・年代関係なくヒントになると思いますのでぜひご覧ください!
短期的な対策
①選択肢を絞って着る服を選ぶ
今すぐできる対策としては、一時的に選択肢を絞ることをオススメします。
上にも書いたように選択肢が多ければ多いほど難しい服選び。クローゼットの前で頭が混乱して立ち尽くしてしまう原因だと思います。
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そういった場合、視覚的に情報を整理することが効果的です。
具体的に言えば「今日はこれかな?」と思う服をいくつかクローゼットとは別の場所に持っていって組み合わせを判断します。僕の場合お風呂場に持って行って服を掛け、マジマジと見つめます。そして違和感があれば他の服と取り替える作業を繰り返します。
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一度にたくさんの服を見るより頭が整理されて違和感のない組み合わせを見つけやすくなるのでオススメです!
![](https://assets.st-note.com/img/1717831023004-rR3hnWNMp7.jpg?width=1200)
②前日に選んでおく
服を前日に選んでおく習慣を付けるのもとてもオススメです!
なぜかと言うと、朝は時間に追われているので冷静な判断がしにくいからです。
さらに僕のような朝に頭が働かないタイプにとっては苦行で、家を出てからコーディネートを後悔したこともしばしば・・。そうした失敗を防ぐために、時間に余裕があり頭がクリアな前日の夜にでも服を選んでおきましょう。朝になって服がシワシワだったり履こうとしていた靴が汚れていることに気付くと軽くパニックになりますが、余裕を持って対処することもできますね。
その際、トップスとボトムスだけでなく靴やソックス、もっと言えばインナーやアクセサリー類まで決めておくと朝のストレスとコーディネートの失敗が激減します。
男性で言えば、革靴を履く機会が多い方は靴からコーディネートを決めるとわかりやすいです。本来革靴はかいた汗を乾燥させるために一日履いたら中2〜3日空けてローテすることが望ましいので、靴がコーディネートのとっかかりになったりします。
中期的な対策
今度は少し長いスパンの対策を紹介するとともに、具体的な考え方に触れていこうと思います。
③組み合わせを意識して服を買う
「今日着ていく服を選ぶこと」は、大げさに言うとその服を買う瞬間から始まっていると思っています。
洋服屋さんに行くと魅力的な新作や季節にピッタリな服が並んでいて、目を奪われます。さらにファストファッションのお店やセールが行われているお店だと、安いからと言って反射的に服を買ってしまうこともあるでしょう。
僕はこれこそが「服が大量にあるのに着ていく服がない問題」の一番の原因だと考えています。
そもそも服がたくさんあっても、組み合わせを考えられた服であれば選択に迷わないハズ。それができないということは自宅にある服の多くが「単体だと魅力的だけど組み合わせは難しい服」だったりするのです。
服を買う前に、一度目をつぶって自宅のクローゼットを想像してみることをオススメします。そうすると「この服はオシャレだけど家にある服には合わないな」といった冷静な判断ができ、お買いものの失敗を防ぐことができます。
④服の数を減らす
こちらは「1-1. 選択肢を絞って着る服を選ぶ」ことと「2-1. 組み合わせを意識して服を買う」ことと組み合わせて、余計な選択肢を減らして服選びのストレスをなくすための方法です。
補足しますと僕はミニマリスト的な減らし方はオススメしません。だって服選びや服を着ること自体はすごく楽しいことですし、いろんな色の服を楽しみたいじゃないですか。
その楽しみをもっと味わうための方法を紹介したいので、極端に選択肢を減らすことは逆にストレスになってしまうかなと思っています。
「毎日全身黒の服しか着ない!」という選択肢も悪くないと思いますが、かなり割り切った考えの方にしかフィットしづらいのかなと感じます。
思い切って断捨離する必要はありません。
リラックスした状況で一枚一枚服を眺めて、「単体だと魅力的だけど組み合わせは難しい服」は売るなり捨てるなりしてしまいましょう。
長期的な対策
最後は長いスパンの対策です。5年とか10年くらい時間がかかるかもしれません。
⑤自分の服のスタイルを決める
いくつになってもオシャレな方の共通点は、服選びに対して「選択肢はあるけど迷っていない」方だと思っています。
なぜ迷わないかというと自分のスタイルが決まっているからではないでしょうか。
ある程度長い時間服と見つめ合ってきたら、自分に合うファッションのスタイルは何かという軸を決めることでブレることがなくなります。
若い方はともかく、ずっと流行を追い続けるのは不可能ですし疲れてしまいます。
僕もまだまだ途上ですが、夢中になっているクラシックファッションが軸になってきました。もちろん場所や環境に応じて服装を変化する必要は出てきますが、軸が定まっていると一から考える必要がなくなり、変化に対応しやすいのです(真夏でカジュアルな格好が向いている場所でも、襟が付いているとちゃんとして見えるなどなど)。
なりたい姿、これまでご自身が着てきた服と向き合ってマイスタイルを固める作業を進めてはいかがでしょう?この段階に至ったら服選びに迷う頻度もかなり少なくなっているハズです。
⑥永く使える服を揃える
最後に紹介するのはこちら。
「永く」という大げさな表現を使っているのは本気で10年以上着るつもりの服を揃えることをオススメしたいからです。
流行という言葉があります。それは魅力的に見えるものですが同時に一過性のものとなるリスクも大きいものです。
新しいデザインの服は格好良く見えます。でも変わらないデザインの服には変わらずにいられた理由があります。そして、これからも変わらない可能性が高いのです。
そうした意味でも
「このデザインは新しいけど、永く着続けられるかな?」
「このデザインは昔からあるから永く着られそう」
といった視点で服を選ぶことで、長い目で見て無駄な買い物をすることはなくなるでしょう。
また、デザイン面だけではなく長持ちする素材、長持ちさせたくなる素材かどうかも意識したいところ。
ポリウレタンなど劣化する素材が入っていないこともそうですが、アウターなど面積の大きい服はちょっぴり背伸びした服を選ぶことで「永く着よう!」という考えになります。「大切にしたい!」と思えればお手入れする動機にもつながり、長持ちするのでこちらも結果的にお買い得だったと思えるようになるでしょう。
長年付き添った服への愛着も無視できません。
さいごに
いかがだったでしょうか。
僕なりに実践している「服が大量にあるのに着ていく服がない問題」の対策を紹介してみました。
僕のファッションの師匠もたびたびおっしゃるのですが、服を手に入れることがゴールではなく、その服を着て日々を楽しむことがゴールですので、服選びが毎日のストレスになることは避けたいものです。
ウキウキしながら服と向き合って明るい生活が送れる。そんな仲間が増えたらいいなと思っていますので、服選びに困っている方の考え方の参考になったらとても嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。