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【映画レビュー】絶妙で奇妙で残酷なタイムリミット~余命10年~

実話を基にしたお話で、すごく伝えたい筆者のメッセージが色濃く出ている映画だと感じました。

絶妙すぎる10年という時間を宣告されて、葛藤する主人公に涙が止まりませんでした。

それを取り巻く人間たちも素敵な人ばかりで、きっと小坂さんという方は人間として素晴らしい人だったんだなと感じざるを得ません。

僕が一番よかったシーンは、
リリーフランキーさんのセリフ。

「愛する人に出会えるなんて奇跡のようなものだ」

これは人を本気で好きになった人しかわからないセリフじゃないかな?と思います。

どれだけ人に出会っても、この気持ちになれるかは、運であると思います。

昨日タイムリーですが、
30過ぎの女性の友達が、
「最近、初めて人をちゃんと好きになりました。
これまで付き合ったりはしたけど、あまり人を好きになったことがなかったのでJ-POPの淡い恋心系の歌はクソだと思っていたけど、今はちょーわかるんです!」

と言ってました。

それが例え叶わぬ恋であろうが、なんであれ、本気で人を好きになると、
こんな気持ちにさせてくれてありがとう。
と感謝の気持ちになるのは人間の不思議なところです。


余命10年という
絶妙で奇妙で残酷なタイムリミット。
自分だったらどうするだろう?と見た人全員が思ってしまう。

この命をどうやって終わらせればいいのだろう?
この命をどうやって輝かせればいいのだろう?
まず輝いていいのだろうか?
とことん迷惑をかけずに生きようか?
とことん自分を貫いて生きようか?
好きな人を作っていいのか?
結ばれていいのか?
死ぬのが怖くならないか?

いろんな気持ちになりました。

今日も生きられていることに感謝をして。
参ります。

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『余命10年』は、小坂流加による日本の小説で、2021年に出版されました。
この作品は、実際の医療現場での経験を基にしたフィクションです。

物語の中心には、若い女性が登場し、彼女は突然「余命10年」と宣告されます。この診断を受けた彼女が、残された時間をどのように過ごし、自分の人生をどのように意味づけていくのかが描かれています。彼女の心の葛藤や、人との関係、人生の価値を見つける過程が感情豊かに描写されており、読者に深い感動を与える作品です。

小説のテーマには、死と向き合うことの重要性や、限りある時間の中でどう生きるか、そして希望を見出すことが含まれています。また、個々のキャラクターが抱える問題や感情もリアルに描かれており、読者に強い共感を呼び起こします。

この作品は、その心に残るストーリーと深いメッセージで、多くの読者から高く評価されています。

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