光り
一つ前の投稿で、小さな光が見えた事について書こうと思う。
最初の投稿にも書いたが，私はバンタン(BTS)のファンだ(以下アーミー)。
私の心を綺麗なもので満たしたいと書いたうちの8割は彼らの事だ。彼らは想像以上の努力と苦労をして今に至る。…と、さらっと簡単に書いたけど、その過程は険しく辛いものだったはず。今でこそキラッキラで華やかな姿ばかりが目につくから、派手な生活してるんでしょ、毎晩遊びまくってるんでしょ、と思う人もいるかもしれない。でも、そうじゃ無い。彼らは至って真面目でシンプルで地味だ（とは言え世界のBTSなので、隠しきれないオーラがあるのは否めない）。
ドキュメンタリーやライブ配信、SNSではそういう素のところもアーミー達に見せてくれる。見せてくれるというか、飾らずそのままなんだ。
フィジカルもメンタルもダウンした事も多かったはず、それなのに彼らはいつも他者に愛を注いできた。メンバー同士の信頼と愛情はもちろんのこと、アーミーに対する無償の愛と信頼を最初からずっと変わらず伝えてくれている。現在、メンバー全員が絶賛兵役中なのに、それは何一つ変わらない。いつもアーミー達の事を考えてくれていて、自分達が不在の間も寂しく無い様に沢山の楽しみを作ってくれていた。「大丈夫、うまくやってるから心配しないで。皆んないつも幸せでいてね」と伝えてくれる。だから私達アーミーは、彼らが帰ってくるまで変わらず信じて待っていられるのだ。
私はアーミーになるまでSNSはほぼやっていなかった。アカウントはあったけど、自分から発信する事なんて何も無いし、そこまで情報収集したい事もなかったから。でも彼らと出会って、早速X（その時はまだtwitter）を再開した。そうすると当たり前に彼らに関した様々なツイートが日々大量に流れてくる。＂アーミーなりたてあるある”だけど、ありとあらゆるコンテンツや情報発信を漁りまくっていた。本当か嘘かわからない情報やアンチ投稿が次々と流れてくる。皆んなどうしてこんなに考察ばかりするのかな…と疑問と嫌悪感を覚え始めた頃、一つの投稿を見た。
それは、ただただユンギ（メンバーのSUGA）愛を発信しているアカウント。ユンギ愛がダダ漏れしている。言葉で分かる。でもそれが深いのに重くない…いや…まぁまぁ重いかな…うーん本当はずっしり重いか…とにかくとっても深い愛を呟いていたのだ。
勘違いされない様に言っておくけど『重い』の種類が違う。鉛のようなイメージではなく、クリスタルのような、ガラス細工のようなイメージ。重量はあるけど、キラキラと輝いている感じ。
重いツイートって、独りよがりになっていたり、誰かを下げる発言だったりで、ちょっとこっちが引くような事も結構あるのだけど、この人は違った。本当に愛だけをシンプルに伝えているんだけど、言葉のチョイスやセンスが秀逸で、それでいて面白いのだ。ドヤってるツイートなんてなんとも微笑ましい…違った、大笑いだ。（思わず声を出して笑ってしまうこと多々あり）
私の脳が嫌なものをシャットアウトして、信用出来るツイートを絞っていった結果、その先で出会った、きらりと光るもの(人)、それがそのツイート主"イロ”さんだった。
私はこっそりフォローして、彼女の発信をいつも楽しみにしていた。いつも「ユンギ愛してるー！」と言い放っているんだけど、それを読むだけで「あ、今日も元気だな」とほっこりしていた。
最初はツイートだけ見ていたけど、徐々に彼女の人となりが気になり出した。この自由な感じは何なんだろう？と興味が湧いてきて、どんな人物なのかを知りたくなった。
そして彼女のブログを読んで驚愕した。
だって…まずびっくりしたのは、一児のママであること。ママなのにこんなに自由に動けるって何？どうやってるの？と疑問だらけ。私にはやりたくても出来ない事だったから。
それから、知ったのは彼女自身も色々な困難を抱えて生きてきたということ、現在進行形もまだあるということ。メンタルどん底の時にユンギに出会って自分は救われたということ。
コーチングの先生に運命的に出会って、今や自分もコーチングで多くの女性の心を軽くする手助けをしていること。生きにくいと思って辛い思いを抱えた女性が一人でも多く、自信を持って輝ける世界に本気でしようと努力していること。（だいぶ、かい摘んでいるのでご本人的に、違う違う！という事があったらごめんなさい💦）その他もたくさんの経歴・実績があるんだけど、ここでは割愛。
なるほど、彼女の言葉に愛しか感じなかったのは、こういう背景があったからなんだ、と納得した。会った事も話した事もないけど、信頼出来る人だと確信した。
ここでバンタンの話しに戻るけど、知らない人からしたら、オタク仲間なだけじゃん⁈たかだかＫ-POP好きなだけじゃん⁈と思われるかもしれない。（昔の私もそんな感じだったので、分かる分かる。）まぁ、そうなんだけど、でもたかが『アイドルなんて』という勿れ。多くのアーミーは彼らの存在に救われている。彼らを見ると元気が出る、笑顔になれるって凄いこと！「自分自身を愛して！僕らを使って自分の事をもっと愛して！」と言う彼らのメッセージが伝わってるってこと。
どう考えても雲の上の存在。でも彼らが発するナナイロの光は、直接には受け取れなくてもいろんな経路を経ていろんな形で多くの人に届いている。それが私にも届いたのだ。
光は強いと眩しすぎて直視出来ない、だから小さな光となって私と出会ってくれたのかもしれない。それまで探しても見つけられなかった小さな光。
だから、今はまだここからは見えないけど、もっと先の開けた風景を見たくて、その景色がよく見えるところに行く為に、私はその光に向かって恐る恐る小さい一歩を踏み出した。
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