Packaging-Inclusion Vol.1「つながる」展示作品#002 【link-can】AYA CODAMA
こんにちは。クルツジャパンのタナカです。現在、GOOD DESIGN MARUNOUCHIにてパッケージの未来と可能性を探るエキシビション『Packaging-Inclusion Vol.1「つながる」』を開催中です。今日は、小玉文さんの展示作品【link-can】についてご紹介します。
みなさんは、災害時に備え非常食を常備していますか?常備している方の多くは、棚の奥の方にしまい込んでいることが多いのではないでしょうか。災害時用に、と無理して買うのではなく、好きで集めていたものが緊急時に使えるといいな、というコンセプトで考えられた【link-can(リンカン)】
【link-can(リンカン)】の缶詰側面(胴巻き部分)には、ラベルが貼り付けられています。全24種類のラベルデザインはグラフィックが主体で、よく見ると中身が分かる、というもの。「これ何かな?と思いながら見てもらえると嬉しい。」と小玉さん。
メタリック感がかわいいラベルは、透明PETラベルにクルツのシルバーコールドフォイルを全面転写。その後に印刷(白 + CMYK)をしています。缶がもともと持っている少しくすんだシルバーよりも、もっと輝度の高いキラキラした表現が、あまり見たことのない缶詰となっています。
小玉さんが考える【link-can】のコンセプトは
- ネットで好きなものを購入
- 専用ケースも購入
- お部屋の中に、こんな感じにかわいくストック
- 日常的に使って補充する(いざという時、賞味期限も切れていない!)
気分が塞ぎがちになる有事の際でも、少しでも気分を明るくなれば、と。
店頭販売であれば、商品名の視認性も重要となりますが、本コンセプトはWEB販売の想定。今回小玉さんが目指したのは、「日常に常にあって心地よい存在感」のパッケージ、そして部屋に置いておきたくなるテキスタイルのようなデザインです。ジャケ買いならぬ、ラベ買いの衝動に駆られそう😊
私個人的には、ゴーヤチャンプルの非常食に惹かれ。きっと普段からストックして食べては再注文してしまうだろう。しかも食べた後、ラベルは簡単に剥がせてコレクションでき、素に戻った缶はそのままリサイクルできてしまう。早く商品化されて欲しいと願うひとりの【link-can】ファンであります。
ちなみに、展示で流れているアニメーション動画のゴーヤチャンプルがとっても愛らしい💛ので、ぜひご来場の際はご覧ください。
本展覧会は、2022年5月29日(日)まで開催しております。お近くの方はぜひお立ち寄りください。
PACKAGING INCLUSION パッケージング・インクルージョン Vol.1「つながる」 (packaging-inclusion.com)
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Photo : Daisuke Ohki