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【言葉遊び】音の無い声

 小説ではありません。ただの言葉遊びです。

 例えば、最愛の人の命を助けるため、神様にお願いするとします。その代償として、同じおんが一度しか使えず、使い終わったらその音は声にはなりません。
 使い切った時点で音声が出なくなる、つまり、『音の無い声』になります。

 日本語は46音あります。それで、どれだけの言葉を話せるか?
 濁音・半濁音・促音・拗音・長音は可、人名・地名は不可です。

 それでは挑戦してみます。

1.

  1. をやま(女形、女方、お山) ← 歴史的仮名遣いは、「をやま」「おやま」のいずれか未詳。

  2. わたち(轍)

  3. あいしてる(愛してる)

  4. うえき(植木)

  5. ねこ(猫)

  6. ひとみ(瞳)

  7. もより(最寄り)

  8. ほのお(炎)

  9. ぬすむ(盗む)

  10. ふゆ(冬)

  11. へそ(臍)

  12. れんけ(蓮華)

  13. なつめろ(懐メロ)

  14. くさはら(草原)

  15. にせ(偽)

2.

  1. をこめく(蠢く) ← 歴史的仮名遣い。ちょっと苦しい。

  2. わかい(若い、和解)

  3. てし(弟子)

  4. あえる(会える、和える、ほか)

  5. さんち(産地、山地)

  6. たぬき(狸)

  7. よつと(ヨット)

  8. うまれろ(生まれろ!) ← ちょっと苦しい。

  9. ふゆ(冬)

  10. へや(部屋)

  11. すなは(砂場)

  12. みそ(味噌)

  13. おに(鬼)

  14. らむね(ラムネ)

  15. ひも(紐)

  16. のほり(幟)

  17. けせ(消せ)

 『を』が難しいです。『を』は『お』と発音上の区別がなく、現代仮名遣いでは助詞以外には、この仮名を用いません。しかし、歴史的仮名遣いでは『お』と区別しています。『を』=『お』とすれば、もう少し簡単です。

 これでどんな話ができるか分かりませんが、思いの外多く話せます。

 もし興味があったら、挑戦してみて下さい。

 以上、言葉遊びでした。

<終わり>

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来戸 廉
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