見出し画像

現役ヨガ講師の鎮痛剤依存脱出記①気づけなかった深刻な頭痛の原因

2015年に飲んでいた精神薬をすべてやめ、主にレキソタン(ベンゾ系)の離脱症状に苦しみながらもヨガの講師資格を取得し、その後はヨガ講師として活動し、見た目的にはまあまあ健康的&ナチュラル志向な40代中年女性に仕上がった私だったが、実はここ数年、SG顆粒依存による薬物乱用頭痛が深刻化して苦しんでいた。

2024年11月までは、毎月近所の内科にSG顆粒毎食後服用3食分×14日分と、イミグラン8錠を処方してもらうのがデフォルトとなっており、季節の変わり目などはSG3包/日ではとてももたず、市販のセデスハイGを買い足したり、夫名義で処方してもらったものを横取りするレベルまで依存が進んでいた。

とにかく、飲まないと痛くなる。ちょっとした気圧変動、家族の誰も気にしないようなちょっとしたノイズなどで、死ぬほど頭が痛くなる。ヨガをするとましになるけど、そのヨガをするためには薬を飲まないと起き上がれない、といった状態までキていた。

ここまで書くと、当時の依存の深刻さ、異常さは自覚できてただろ、と思われるかもしれないが、なんと、私はこの頭痛がストレートネックのせい一択だと思い込んでいた。断薬で治ることも、頭痛外来で治ることも、全く期待しておらず。

なぜなら、これまでに自分の身体を診てもらったありとあらゆる種類のボディーワーカーから、異口同音に、あなたのストレートネックはかなり深刻なものであり、首どころか背骨もフラットバックあるいは逆S字(胸椎上部が胸側に向かって凹んでいる)ため、その根本的な修正には膨大な時間を要するであろう、とにかく自分のところに足繁く通い、少しでも歪んでる間に溜まりつづける疲労だけでも取り除くようにしなさい、と洗脳のような営業のようなトークを浴びまくっており、あまりに全員同じことを言ってくるし、確かにやってもらうと楽になる気もするし、なんてったって、自分もヨガを教えてるからにはアライメントが整ったことで頭痛も克服したよってなれば、説得力もありそうだし…

ひとことでいえば「整ったアライメント=痛みのない身体」っていう、単純で綺麗なロジックー今となっては神話ーに縋ってたからっていうのが大きい。

前置き長くなったが、結論からいうと、私は、かつて挫折したことのある頭痛外来(前とは別の病院)に再チャレンジし、あんなに敵視してたはずの精神薬の力も借りて、SG顆粒を切った結果、ほぼ毎日あった頭痛発作は月に4回程度まで激減するところまでいく。この間わずか2ヶ月弱。その詳細な経緯を振り返っていこうと思う。

次回は、信用できなかった頭痛外来に、なぜまた行くことになったか、について書いていく。




いいなと思ったら応援しよう!