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休職から退職へ

うつ病診断からの休職。
チームのメンバーの人には申し訳なくてチャットで何か送るたびに「ご迷惑おかけしています、申し訳ありません」と震えながら詫び文を添えた。

通院のたびに先生に「まだお休みが必要そうですね」と言われる。
貯金があったって働いていないことに焦りと不安は増していく。
毎日毎日ベッドで横になっているが、頭は全く休めない。
焦燥感から不眠が続いた。
これは働いていた期間の方がマシな気がしてきた。
罪悪感で胸が死にそう。

この生活が長く続いたらどうしようと、
頭がマシな時には必死にお金について調べた。
休職中は以下の申請をした。
自立支援医療制度、奨学金支払猶予、傷病手当金

担当医から就労可能の許可が降りないと自然退職になる時期まで来た。
OKが出ないと私は休職期間満了による無職になる。
いつもより頑張って化粧をして色味のいい服を着て通院した。
担当医の口が開く。

「NO」


自然退職により、備品を会社に返却する際にチャットやメール、手紙でお世話になった取引先の方やチームの方にお別れのメッセージを送った。
本当はこういうの対面で挨拶した方がいいんだろうけどそんな体力は残っていなかった。
汚い字しか書けなかったのが申し訳なかった。

私は退職日を自宅のベッドで迎えることになる。
さよなら会社員。

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