預けられない
あなたのお子さまを、安心して、誰かやどこかに預けることができますか?
うちの子は現在も、かなり限られたところにしか預けられないのが現状です。
でも、なんとか預けられる人や場所を増やしたい!と、ずっと思っています。
【考えられる理由・預けられない理由】
このことに関しては、考えられる理由と言うよりも、なぜ預けられないのか!が強いので、【考えられる理由・預けられない理由】にさせていただいています。
・感覚過敏や自閉傾向もあり、誰とでも、どこでもが大丈夫ではない。しんどい。
・自宅や親、兄弟以外の人の前では様子が180度変わることが多いので、預けられないというよりも、預けるのが心配だと、こちら親側が思い込んでいる。
・自宅ではわりと落ち着いた様子で過ごせるのだけど、特に、祖父母や親戚の家(知ってる間柄でたまにしか合わない人)などに行くと、玄関から入ろうとせず、無理に中に入れようとすると、注意を引くために物を投げたり、洋服を脱ごうとしたり、わたしたちや相手を引っ掻いたり叩いたりする。
・感情のコントロールが難しい。
・意識し過ぎてしまう。
《対処法》
・事前に会う人や行く場所を伝える。
以前は、直前まで伝えない!ということもしていましたが、何百回と試した結果、事前に話すと「行かない」、「イヤ」、「行きたくない」、「心配」など、自分が表現できる最大限のイヤイヤアピールをするのですが、それでスッキリするのか、実際にその場所に行ったり、話していた人に会いに行ったとき、気持ちを切り替えすんなり入って行くことがとても多いです。
お子さまの特性により、進め方の段階はそれぞれに違うと思いますが、うちの子は現在、全てこの方法を取っています。
・どうして行きたくないのか、会いたくないのかを聞くようにして、解決出来そうなことは、「こうしたらどう?」や「〇〇時間なら頑張れそう?」など、どうして行くのか、どのくらい行くのかを伝えるようにすると、少しは落ち着いて受け入れてくれることが多い。
本人がまだまだ理解がないかも!と思う段階でも、必ず伝えるようにしていました。
言葉ではどうにもならないときは、ぎゅっと抱きしめたり、頑張ろうイェーイ!とハイタッチをしたりもしていました。
これは、わたしだけではなく、わたしがよくお話させてもらうお母さま方もよく言っています。
話せないからと、こちらの話していることが理解できないわけではないと。
子どもはしっかりと感じています。
確かに感じています。
何度も何度もその様な場面を見ました。
お母さんが、今日はどうしてもお子さまをどこかに預けないといけないのだと、真剣に伝えれば、子どもは頑張ってくれます。
そして、あんなにイヤイヤ言っていたのに、迎えに行くと、めちゃくちゃ楽しそうにしていた!なんてこともよ〜くあります。
わたしの場合は特に
わたしが子離れできていなかった。
わたしが心配し過ぎていた。
子どもの力を信じてやれなかった。
などの理由が大きかったように感じます。
皆さまも感じていらっしゃると思いますが、子どもたちの力はすごいです!
教えられること、考えさせられることが多々あります。
一緒に成長できたらと思います。
療育していると、必要以上に誰かに遠慮してしまうこともあると思います。
わたしはそうでした。
あなたはどうですか?
自分さえ我慢すれば!
自分が頑張れば!
わたししかこの子のことは理解できない!
など、考えたことはありませんか?
でも、思い切って預けたり、誰かに頼ったりすると、あれ?今までの悩みは何だったの?ってこともよくあります。
まずは誰かに話すことです。
聞いてもらうことです。
話すことができれば、半分くらい?半分以上?は解決することも案外よくありますよ。
以前のわたしのように、ひとりで抱え込んでいるお母さんの力になれたら、とても嬉しいです。
💠プロフィール💠
真方光君(まがたひろこ)1978年生まれ 10歳の娘と2歳の息子がいます。
10歳の娘は、13qモノソミーという障害があります。
私と同じように療育されているお母様やそのご家族、障害や発達に心配のあるお子様と関わる方々に向けて発信しています。
オススメしている対処法や考えられる理由がもちろん全てではありません。
私や私の仲間のお母さん達の通ってきた道。
そこから拾い上げてきた対処法です。
全てのお子様に役立つかどうかは未知数ですが、ひとつのアイデアとしてお役に立てれば、大変嬉しく思います。
全てを網羅する事は出来ないかもしれませんが、私達が、何十というアプローチを何百回と試し、うちの子に効果が見られた事例をご紹介していきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?