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とんかつと、無印良品のサングラス
最近初めて入った、とんかつ屋さんがある。
牛丼で有名な大手チェーン店の系列店だが、
その「値段」に対する「質」に驚いた。
ロースカツ定食630円。
出てきたものは、ちゃんとした「揚げたての」とんかつであり、
ボリュームも十分。
倍くらいの値段のものと寸分違わないクオリティーだと感じた。
これはすごい。。。というか、
これでいいのか?とも思ってしまった。
隣にいた外国人グループは歓喜していたが。
モノやサービスに対する「対価」という意味で、
明らかに安すぎると感じたからである。
今、日本は物価がどんどん上がり始めている。
が、収入はそのままという、きつい状況だが
それでもちゃんとした仕事に対してちゃんと対価をもらわないと
健全な経済活動とは言えないのではないか。
そんな柄でもないことを考えていた。
そんな「安い、安すぎる!」ということが、もう一つあった。
無印良品の「サングラス」である。
値段、1990円
全く違う用で入った無印の店舗にあったモノだが、
これには驚いた。
私が見た店舗だと、大きさが2種類でフレームの色は3種類。
私は最近、伊達メガネを愛用している。
理由はコロナ禍でマスクをいつも着用していたことがきっかけで、
マスクを外して素の顔のまま外に出ることが
やや違和感を感じるようになったからだ。
伊達メガネは2つ持っているが、ちゃんとした眼鏡店のものであり
値段はレンズ込みで4万円前後。
まあその眼鏡店の商品の中ではスタンダードなものだ。
今はそれら伊達メガネに加えて、サングラスを検討していたところ、
無印のものが目に入った。
流行りのドロップ型のシルエットで、
試着するとピッタリ。
デザイナーが形や色に特段こだわったのが良く伝わる。
確かに材質や部品数は必要最小限であるが、
それでもちゃんとしたサングラスで、
しかもデザイン的に評価が高い、無印のブランド。
1990円は凄すぎる。
というか、とんかつの時と同じく、
これでいいのか?とも思った。
で、私はどうしたか。
迷いなく買った。
とんかつ店にしても無印にしても、
大手企業だからできる芸当であると思う。
コストダウン努力の賜物だと思うし、
おそらく低価格の商品をフックに、他で稼ごうとしているのだろう。
それは大変素晴らしい戦略なのだが、
他の視点で見ると、どうしても疑問を感じてしまう。
特にこれだけ物価が上がった現在ですから、
小規模の事業者では対処できない。
フリーランスとなった今、そんな事を考えた。
商品やサービスを売っている皆様
くれぐれも無理なさらずに。。。