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【幼稚園の卒園式】おめでとうの裏で感じた強い違和感の正体

幼稚園・卒園式に参列しました。

ついこの間までは、やれ初めての遠足だ、お遊戯会だとやっていた娘も、あっという間に成長して、もう卒園式です。

単純にわが子の成長を嬉しく思うと同時に、寂しさも感じます。

そんなしみじみした思いも束の間。親として初めて臨んだ卒園式に、色々と違和感を感じ始めましたよ。

今回は、幼稚園・卒園式で感じた強い違和感の正体についてまとめてみます。

1.親がセミフォーマルの謎

卒園式、卒業式の親の服装と言えば、セミフォーマルな誰もがイメージするアレです。セレモニースーツとも言うようです。

幼稚園側が、ドレスコードを指定している訳ではありませんが、皆んな同じような服を着ていました。

https://harekari.y-aoyama.jp 青山ハレカリHPより抜粋

私は、JTC会社員オサーンなので、仕事で着るスーツで列席しました。ママは、今後もあるのでわざわざ新調しましたよ。

<エコじゃない>
頻繁に着るものではありませんね。次が小学校の卒業式であれば、6年間は日の出を見ません。

きっと体型も変わるし、流行も変わるし、何よりせまい家の中で6年間クローゼットを占領し続けます。

挙句、「その時」がきたら、また新しい服を買うに決まっています。全く、エコフレンドリーじゃありませんね。

今は、色々レンタルもあるようです。スーツの青山や、イオン系、ドレスショップあたりが展開しています。メルカリなどの手軽な二次流通市場も整っています。

とは言え、普段着のまま参列できるようにすれば、そんな一度しか着ないものの物流も不要だし、一番エコです。

この様な何となく続けているだけの謎な慣行を守っていたら、2030年までにCO2排出46%減なんてできませんね。

アメリカなど海外では、親はポロシャツに短パン、サンダルのようなラフなスタイルで参加するようです。セレモニースーツなんて誰一人いないようです。

<同調の刷り込み>
政府がマスク不要と呼びかけても、街中みんなずっとマスク。日本社会の強烈な同調性が露わになりました。

本音ではマスクを外したくても、周りの目を気にして、マスクをつけ続けた人も多いですよね。

その日本人全員に備わっている「同調性OS」みたいなものが、幼稚園という幼児教育の現場で「自然と」刷り込まれている。

みんな同じ制服。親も日頃はまったく着ないセレモニースーツ、全員同じ服装。

こうして、無垢な子供たちは、「周りと同じ」であることが正しい振る舞いであると学んでいきます。

ただ、没個性を刷り込まれた幼稚園児も、小中学生になると、「個性を磨こう」と表面上教わるようになります。

「同調性が大事だったはずなのに、今度は個性なんかーい」と自己矛盾を抱えていきます。

2.拍手のフリーライダー

隣に座っていたママは、基本的に寝ているか、スマホをいじっていました。

確かに、会ったこともない他所様の子供の卒園証書授与なんて、正直まったく興味がありません。そして、全員に手渡しするので結構長い。

とは言え、わが子と同じ環境で学んできた(多分)お友達の門出です。関心がなくとも、拍手で祝ってあげるのが筋だと思います。

自分の子供の時に、拍手が親だけなら子供が可哀想ですし、実際にそんな事はない訳です。誰だか知らない他所様も、皆んな拍手して我が子の晴れ舞台をお祝いしてくれます。

退屈だから、興味がないからと、他所様の子供の卒園証書授与の時はスマホをいじっているのは、そんな想像力が欠如したダメ親ですね。

長い卒園証書授与式の間、ずっと自分はスマホいじっている。自分の子供の番には、式場の皆の拍手を浴びるという拍手のフリーライドの構図に気がつかないのです。

それか、そんな構図を理解しながらスマホいじる確信犯だったら、相当な厚顔無恥です。

いずれにしても、そんなダメ親の下で、まともな家庭教育を受ける事もないであろう子供が可哀想です。

3.挑戦しよう!の違和感

園長先生が、言っていました。

「小学生になっても、たくさん挑戦しましょう。たくさん挑戦すれば、その時にはできなくても、どんどん上手になって、必ずできるようになります。」

担任の先生も、同じような言葉をくれました。

「なるほど、その通りだな」と思いつつ、はたして、偉そうに幼稚園児に「挑戦しよう」と教えている大人の方は挑戦できているのかと。(園長先生たち個人のことではありません)

毎日、何となく昨日と同じ今日を生きていないかと。「今までそうだったから」、「他に例がないから」、「経験がないから」と挑戦を避けていないかと。

確かに、幼稚園児が大人になるまで、たくさん挑戦して、失敗しまくったら、凄い成長になると思いますよね。

ただ、肝腎要の大人の方は、ろくに挑戦せずに、去年と同じ今年を、昨日と同じ今日を繰り返しているだけですね。

日本人はいつから挑戦しない思考パターンに変わってしまうのでしょうか。きっと、年功序列で同質的な組織(小中高大学、そして会社)に長く浸かるうちに、出る杭は打たれ、失敗すると恥ずかしいと思い込んでいくのだと思います。

これはこれで大きなテーマですね。別の機会に考察してみたいと思います。

4.まとめ(意見)

「卒園式」なるもの、親としては1度か2度しか経験しませんね。一過性の儀式は、参加者が違和感を感じても、大概スルーされて終わります。

そして、何故だか誰も分からない謎の習慣が、さも日本の伝統文化かのように固定化します。そして、誰も改めようとしない。

私自身、ああだこうだ言うだけ、そこに一石を投じる気もないのですが、せっかく卒園式に参加したので意見を表明いたし候。

●セミフォーマル
→即刻廃止。ドレスコードの普段着化を。
 大義はエコロジカルな社会実現のため
 子供の同調性を過度に煽らない教育のため

●親の卒園証書授与中のスマホ
→子供は悪くないものの、ダメ親の家庭環境
 では想像力が育っていない。子供も想像力が
 欠けていく、育たない可能性が高い。
 そうした子供もいるのが学校だと理解し、
 学校教育環境を絶対視しない。

●挑戦すること
→大人になると高い確率で挑戦しなくなる。
 挑戦することが大切だと意識的に日常生活に
 織り込んで教育する。
 一番身近な大人である自分が、何よりも挑戦
 し続け、子供に挑戦の面白さを伝える。

いかがでしょうか。

ぜひ、こちらの挑戦の記録もチェックしてみて下さいね!

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