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読書感想文 「ダブルトーン」

こんばんは、水瀬綾乃です。
画像は最近咲き始めた、庭のレモンの花です。
今年はたくさん収穫できるといいなぁ〜。


昨日、読み終えた梶尾真治さんの「ダブルトーン」

途中から引き込まれて
一気に読みたくなる作品でした。

カジシンは、好きで何冊も読んでいる作家さんですが、タイムトラベルものや、不思議な感じのお話が多いです。

この作品も、字は違うものの仮名にすると同じ名前の女性2人が、互いの心を行き来するというもの。
普通に考えてそんなことは起こり得ないものですがカジシンの作品の世界では、そんな設定もすんなりと受け入れられます。

隣の芝生は青い…という言葉通り、最初は羨む気持ちや、独身で良かったなどという思いがあったものの自分と違う境遇の相手の暮らしを垣間見ることで、自分の人生だけでは見えていなかった幸せというものが見えてきます。

人知を超えた不思議な力で、避けられない危機をくぐり抜けることができるのか?
そこが一番ハラハラしたし読み応えもありました。

読み終わって思うのはやっぱり、今ここを大切に日々生きなくては…ということ。

私自身も仕事を辞めて、そろそろ1ヶ月が経とうとしているけど、辞める前は仕事の時間をまるまるやりたかったことに費やせると思っていたけど、現実はなかなかそうはいかないもので、今度は家の雑事に追われて毎日が過ぎ去っています。

ちゃんとやることの優先順位を決めて、スケジュールを立てていかないと、やりたいことをやることはできない。

そう思いながら、そんなに焦らなくてもいいよ、と思う気持ちとの間で迷いながら揺れています。

だけど、そんな中でも、がんじがらめのストレスからは解放された毎日を過ごせています。
心穏やかな環境に身を置くことはできた。

後は、いつかやりたいと思っていたことを、ちゃんとやっていける毎日にするために、日々を積み重ねていくだけです。

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