【詩】ほうき星
どうしてと考えるだけのあたしは
無言の塊にみえたでしょう
あたしをおかしいと思ってること
知っているけど
恋を半端に吐き出して
申し訳なさそうに
差し出しても
おいしそうに光ってみえないでしょう
そういうふうにしか
あなたの周りを回れないあたしは
すでに軌道からそれて
目的地もなく
誰にも発見されない彗星になった
身を削って小さくなって
どんどん遠くへ
遠くへ 遠くへ
遠ざかっていく
どうしてと考えるだけのあたしは
無言の塊にみえたでしょう
あたしをおかしいと思ってること
知っているけど
恋を半端に吐き出して
申し訳なさそうに
差し出しても
おいしそうに光ってみえないでしょう
そういうふうにしか
あなたの周りを回れないあたしは
すでに軌道からそれて
目的地もなく
誰にも発見されない彗星になった
身を削って小さくなって
どんどん遠くへ
遠くへ 遠くへ
遠ざかっていく