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『図解 学問のすすめ カラリと晴れた生き方をしよう』齋藤孝(2021)

ほんとはこっちが読みたかったんだけど貸出中。残念。

今日は図書館にて待機。長女の部活と出張帰りの夫の足となる一日。
一昨日からの豪雨で山陽本線運転見合わせ中なのです(ここらは)。線路の点検とかでしょうか。大変だなあ。お疲れ様です。

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実は私、諭吉先生の『学問のすゝめ』推し。
たとえばこういうとこが好き。

右は人間普通の実学にて、人たる者は貴賤上下の区別なく、みなことごとくたしなむべき心得なれば、この心得ありて後に、士農工商おのおのその分を尽くし、銘々の家業を営み、身も独立し、家も独立し、天下国家も独立すべきなり。

国家の独立はまず個人の独立から。国が独立しているから個人も独立するという順番じゃない。

『学問のすゝめ』の全編を通して感じるのは、大きな概念に依存して個人を語るインチキを許さない厳しさ。まずは個人のレベルでちゃんとしようや!という地に足ついた感じが凄くいいなと思うのだ。
アレコレ言い訳して誤魔化すな。まずは自分と自分の身の回りのことをちゃんとしろ、と。
なんかそんなふうに愛のこもった喝を入れられているよーな気がしてくるのですよ。なんとなく。

本書のサブタイトルに『カラリと晴れた生き方をしよう』ってありますが、これ、私も似たようなこと思ってた!
『学問のすゝめ』を開くと独特の潔さとか清々しさのようなモノを感じられるから。

よって私はマイすゝめを1冊所有しております。モヤった時などにバララ〜と流し読みしてパワーを頂くことにしている(^^)


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