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『本当に残酷な中国史 大著「資治通鑑」を読み解く』麻生川静男(2014・角川新書)

『鬼谷子』のあたりでたまたま知ったこちらのご著書。

どんないきさつだったっけ? Amazonサーフィン??
きっかけは忘れましたがさっそく読んでみました(^^)


『資治通鑑』ってなに??
毛様が愛読していらっしゃったという中国の大著。『鬼谷子』も知らなかったけど、これも知らない。世の中知らん本ばかり。

『資治通鑑』を読む必要性について、麻生先生は「中国の本質を知るため」的なコトをおっしゃっているのですが、とーぜん私には何のことやらわからない。「??」「どゆこと?」と思っていたのですが、そのうち気持ちよく謎は解けた。

中国に関心を持って中国や中国人のことを知りたいと思い、本屋や図書館に行って中国関連の本を探すと、二種類の異なる本に出くわす。

ひとつは『論語』みたいな中国古典。仁や徳を身につけたかっけー偉人たちの世界観ひろがる名著の数々。
もうひとつは黒い中国の本。汚職、環境汚染、少数民族の弾圧などなどなど。

これら二つの本を読んだ人は必ずや混乱して言うだろう。「論語の中国はいったいどこへ消えたのか?」と。

そうそう!まさに!
麻生先生のおっしゃられる通りのことを思ってました。どーして?と。
ちょこっとネタバレしますが、先生のお答えは「類」が異なるから。
これがどういうことかは、ぜひ本書を読んでみられてください。
私は「っっはーーー!そうなんだ!ウロコ!」と思った。んでやはり先生と同じく「日本って恵まれてるんだなあ~~」とも思いました。はじめてのおつかいに外人さんが目を剥いて驚く理由がわかった気がする。こんなのんびりした企画が堂々とまかり通るよーな国は日本くらいなのかも。

日本では空前の「いきづらさブーム」が巻き起こってますが、アレって外人さんの目にはどんなふうにうつるのでしょう。

さて次! この流れで次はこれが読みたい! 

著者が外国の方ってのも気になるポイント。
だけどこれ、図書館においてないんだよなあ~~~。ううむ。


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