エリート・プアガール。
やぁ、いらっしゃい。今日もいい気分だよ。
朝から調子良く進めていくためにはストレスはよくない。
私、よく手が滑るクセがあって超ものを滑り落とす。
なんだろね、指紋が薄いのか。
この落ちる瞬間、ストレスを強く感じる。コレを戒めて寛大な精神を持ち合わせていきたい。
極貧育ち。
M氏とはここ数ヶ月で知り合った女性。
noteからの繋がりで、期間こそ短いけどそう思わせない濃度がある。
時々いるよね、そういう印象によく残る人。
アイコンの見た目ももちろんあるとは思うんだけど、それを上回る自己開示や表現力っていうのが確かに存在する。
彼女の話をするには、背景の説明が必要になる。
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元々5人家族で育ったM氏。
共働きの両親の下ではあったが、様々な事情が家庭にはあるもんさ。
非常に貧しい暮らしの幼少時代。
食事は常に子供たち3人という状況。
冷蔵庫には味噌。
味噌だけ。そういう家庭は今も時々あるのだろう。
例に漏れず、M氏もまた子供心に貧しさへの悲しさを背負い大人になっていく。
貧しさは連鎖する。
貧しいと、裕福への行動と逆行する行動がしばしば見受けられる。
「督促状」というものがある。
要は借りた金を早く返せと、強めの表現で請求依頼するお便りだね。
これは貸元の方向性にも寄るけど、特に見落としのないよう派手な見た目のものも多くなっている。
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何社もかじっていると、様々な督促が届くようになってくる為、そのカラーバリエーションは冗談抜きで様々なものになっていく。
まじめな話、昔は結構やりたい放題なところもあったそうで自宅への取り立てや露骨な精神攻撃なども普通に行われていたそう。
周りの人といえば、可哀想という目で見るよりはやはり、やや白い目で距離を置くように噂をする。
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貧しさが悪い形で露見すると、本当に連鎖し人との付き合いも縮小。
結果的に心も貧しくなる。貧しい心にそりゃ富は寄り付かないさ。
幼少期にそういった経験を積んでいるM氏は、子供ながらにそうはなるまいと心の奥底で強く思い決意する。
「私は貧乏でいたくない。」
そして家の冷蔵庫には味噌しかなかった。
高卒、就職へ。
それでもM氏はなんとか高校を卒業する。
ご両親も苦労したことだろう、どうあれそこまで全うしていった。
経済難の状況下、M氏は進学の道を断念し就職を選択する。
奨学金という手もある。
しっかり勉強し、アルバイトで収入を作る。
もう少し、家庭に余裕があればその選択肢もあったのかもしれない。
どちらが経済的な「数字」として、家の維持に貢献が可能なのか。
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将来の希望よりも、現在の状況。
貧しさは多くのものを奪っていく、M氏の野心が強かったことだけが救いなお話。
とは言え、高卒直後の若い女の子を急に実践社会に投入するのは、環境柄逆風も多いもの。
事務職だったと思われる。
社内には漫画とかで出てきそうな、意地悪なお局さん。
こういった頑張るブロックは人生のあらゆるシチュエーションで登場する。
その最たる例のひとつかもしんないね。
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M氏は苦労ばっかりだ。
稼げる環境になっても、邪魔をされる。仕事が覚えられず怒られるとか指導されるならいい。
陰湿な嫌がらせや、陰口はまじで何も生み出さない。
そんな非生産部門は淘汰されつつあるものの、まだまだ健在数字。
苦労している若い人も多いだろうね。
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頑張ってフルタイムで働いて、手取り14万円。
家にお金を入れて、あれこれ固定費を払ってしまえばもうほとんど残らない。
若干20歳そこらの女の子。働くだけの搾取される側の人生。
そりゃきついって。
遊びたくてもお金がない。
M氏はダブルワークを決意する。
副業を知る。
時間を切り売りしてお金をいただくのは、労働を通じて感謝を得るには申し分ない。
ただ、稼ぐとなれば合理的なやり方が求められる時だってある。
労働環境に体力的に限界を感じるM氏に気付きが訪れる。
「ライターで収益を得る」
記事を作成するという仕事の一つだけど、現代では一般的になりつつあるよね。文字を生み出すことで知見となり、対価という価値を生む。
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クラウドソーシングサイトなどでも、様々な募集が行われているこの時代。
ライターと依頼者とのマッチングは比較的容易い。
紆余曲折、きっかけの末にM氏はそこにたどり着いた。
細々。
ただ、確実に積み上げたものが実績になっていく。
徐々に魅せられていく。
「稼ぐ」ということは時間で囲われて、労働するだけに留まらない。
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ライティング、ポイ活、物販、事務。
駆け出しが一本で食っていけるほど、甘い業界と言うわけではない。
M氏は貪欲に、幅広く。
時間と情熱をかけて副業に取り組むことで、徐々に実績を伸ばしていく。
気付きを元に、次のステップへの挑戦。
培った貧乏マインドは貪欲な探究心へと姿を変え、結果を生み出していく。
違うか、結果を生み出すまで貪欲に取り組んでいく。
諦めない。諦められない状況がM氏の目を輝かせていく。
環境変化。
数年の歳月。
M氏は結婚し、主婦となる。出会いは気になるがここでは言わない。
本人からの話を待てばいいさ。
苦痛と抱合せできっかけをくれた元の職場とも離れ、今でも収益を取れるよう努力をしている。
副業は本業へ。
1つの形態に留まらず、大小ある様々なキャッシュポイントを複合し月収は真っ当な正社員にも引けを取らない。
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彼女の挑戦はまだ続いている。
自信の経験と学びを形に残していくべく、ブログも立ち上げた。
かねてからやりたいと考えていた、ライティングの王道WordPress。
noteとブログの二刀流で、発信される副業テクニック。
知らずに見れば、それは「ノウハウ系」と分類されるのかもしれない。
ただ、苦悩を経て培われた結果は「彼女の半生」がテーマとも言える。
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同様の環境下で苦しむ人も多い。
知ることで、プラスになることだってある。
インボイス制度も始まり、いよいよ副業もまたバリバリの事業者としての立ち位置となる。というより副業じゃないか、ライフワーク。
魅力のあるM氏。
彼女の戦いはまだまだ始まったところ、今度は自身のため。
冷蔵庫には味噌の隣に、色々な食品が並んでいることだろう。
そんなアクティブで努力家なM氏は私の大事な友だちさ。
陰ながら、応援しているよ。
これから。
増税、物価高、少子高齢化。
私の記事でも沢山お話する機会があったかと思う。
数え上げればきりがないほど、ネガティブな情報は並べられる。
ただ、そこばかり見ていても食べてはいけない。
そして、幸せには決してなれない。
その悪循環こそ、M氏の体験した貧乏マインドの形を変えたものかもしれない。
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時代柄、したいことはほぼ何だって出来る。
稼ぐということに躍起になって、様々な情報が飛び交っている昨今。
人生の目的は合理的に生きることではなく、幸福度を最大化することでありたい。
願わくば、その先にある幸せな人生のために稼ぐというプロセスを楽しんでほしいと思う。
稼ぐこと自体が目的化するその前に。今こそ目標が必要だね。
どうか幸せな人生を。
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ここまで見てくれてありがとう。
楽しんでもらえたら最高です。
いつも来てくれることの感謝を禁じえない今日この頃。
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それでは、また。
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