諫言されたら、自分の心に問い直す余裕もまた大切。
結構挑戦的な内容のCOMEMOテーマ企画が走っています。ベテラン社員に学んでほしい好きだそうです。日経新聞のベテラン社員に対するアンチテーゼなんですかね?
色々と考える前に、物凄く納得がいくと言うか、これ以上のことを提案できる自信がなくなるnoteが既に書かれていたので、このnoteをシェアしつつ、ちょっぴり私の意見も追記したいなと思っています。
で、そのnoteは倉成さんのこのnote。
このnoteは倉成さんのnote史上最高に痛快です。なので、みんなに一回は読んで欲しい…
リスキリングするなら、会社のためにも、世のためにも、
先が短い=会社のために、どうなってもいいから、良いことをしてやろう
このマインドのリスキリングをしてほしい。
本当にそう思う、本当に。
ただ、マインドはスキルじゃなくて、その人の哲学だと私は思っているので、その哲学を作り変えるためには、何かを学ぶという上っ面の勉強だけでは全然足りなくて、その人にとって何か切羽詰まった何かが必要なのだと思うんですよね。
倉成さんがどこかで言っていた、R&D(Reserch&Destroy)とかそういった刺激的な状況に身を置かないといけないのかもしれません。
私自身は前職で休職した経験がこの切羽詰まったある意味刺激的な状況下だったと思いますし、その時点から自分の人生が大きく変わったと自覚しています。
で話を戻すと、このnoteで紹介されている事例を2つ紹介したいんです。
1つ目が、三菱ケミカルの小林会長(当時、社長)のこの一言が、まさに会社の為に良いことをしてやろうってマインドなんだと思うんですよね。
どんなことを言ったかというと、会社のOB会で歴々たる諸先輩方を小林さんはこのように、紹介したというのです。。。
「戦犯の方々です」
これヤバくないですか?これを自分の上司が言っているのを見たら、私は心から惚れてまうと思います。
2つ目が、ライフネット生命の創業者出口氏がほしい部下、中国・唐の魏徴についてのコメントです。
「上司の悪口を言い続けた人です。悪口を毎日言ってくれるので、上司が誤ることはない。魏徴がいたら、仕事は楽だろうなあ」
この魏徴は、貞観政要という本に出てくる「諫言の士」として有名な人で、そりゃもうガンガンと皇帝(李世民)に諫言しまくる凄い人ですが、それをしっかりと受け入れた皇帝も物凄い人だと思っています。
ちなみにこのnoteの見出し画像は、唐朝の第2代皇帝 李世民の肖像画です。
私も前職で、新しく外部からやってきた上司に諫言しまくった経験があり、本当に疎まれた経験があります。
諫言をしてみると分かると思うのですが、諫言を受け入れられる人と受け入れられない人がぱっきりと分かれます。
諫言を受け容れてくれた人とは今も大切な人として連絡も取ったりする状態ですが、受け入れてくれなかった人はそりゃ音信不通になるわけです。
悲しいことに、人として繋がっていられないんですよね…
袖が触れ合った仲なのに…
だから、私がちょっと倉成さんの提案に追加したいのは、これです。
目下の人から諫言を言われたら、
自分は道理にあった真っ当なことをしているのかと
自分の心に問い直す余裕を持ってほしいなと思うんです。
諫言する人は勇気を振り絞って言っていることが多い(魏徴や倉成さんは違うかも笑)ので、それだけのことをさせていることからだけでもかなりの状況にあると考えられる想像力をベテラン社員の方には常に持っていて頂きたいなと思っています。
倉成さんの締めくくりもイケていて、こんな感じ。
ベテラン社員には、幕末の志士たちを支えた年配たち、みたいになって欲しいな。歴史好きのベテラン社員、多いと思うので、その知識を実践に移していただいて。
ここに、切に、よろしくお願いしておきます。
もちろん、若手も中堅も、頼り切らずに、一緒に暴れますので。
私も頑張らなきゃって思えて来ます。いつも痛快ネタ本当にありがとうございます!