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冬のスープ
何を夕飯に食べようかと想い悩み、冷蔵庫を開けたらそこに白菜がいたので白菜とハムを刻んでスープにしようと思い立ちました。
そろそろ火が通る頃、と覗いてみるとほんの少し感じるなんか違う感。
そこで、ふと思い浮かんだのはミルクスープみたいな白色のスープでした。
はてさて、私はミルクを使ったスープが少しばかり苦手なためミルクをいれるのはシチューだけでしたがなんとなく苦手でしたがミルクとコンソメをいれたら作れることがわかり、そうしてみました。
今日のように雨が1日中さめざめと降るような日はなんだか肌寒い。
なので丁度良いか、と思いました。
思いつきばかりで献立をたてるのは極めて苦手で克服できないまま、ここまで来てしまいました。
献立が立てられたら、思いつきで食べることを辞められたら、きっともう少し食費は減らせるのだろうし、買い物に行く回数だって。
私の難点ではありますが、ここまで来たのなら死ぬまで共にいるのでしょう。
幸いなことに何を作っても美味しいと食べてくれる家族がいます。
だから、そこまで思い悩むこともないのかもしれません。
気づくとどうでもよいことを悩んでいる気がします。けれどきっとそのときの私はそこをあえて悩む必要があったのでしょう。
悩んでみる必要が、あったのだと思います。
ちゃんと悩んでみることで何を問題にしているのか、何が解決といえるのかをちゃんと私自身が分かる必要があったのだと。悩むべきことがどうか、悩んでみて判断するより他なかったのだと。
そうして私はいくつも面倒な自分と向き合って生きてきたんだと思います。
正直若い頃の私はお腹さえいっぱいになればなんだっていいと思っていたし、何を食べようと関係ないと思ったから食生活なんてまともに対峙したこともない。そうやって生きてきてようやく、何を食べるかより誰かと食べるご飯がことのほか美味しいなと感じるにつけ、少しは意識しようと思うきっかけでした。
美味しいねって誰かと食べるご飯がこれからも食べられますようにと思いながら過ごしています。