ゴミを減らしたいから。
我が家が5人家族だったとき、毎週可燃ごみは45リットルの袋が多い時で3つになることがありました。
ゴミの量は多く、なんでこんなに多いのか。単純にものの消費量が多すぎるんだと思っていました。
ところが上の子が独立して4人になってもゴミの量はあまり変わりませんでした。3日から4日ごとに45リットルを2つ、ということは90リットルのごみを出しているということ。
ゴミを減らしましょうとCMや啓発活動で聞いてもイマイチピンとこない。やり方がわからなかったのと自分の生活に落とし込めなかったからだと思います。
転機が訪れたと感じたのは半年前くらいで、たまたま肉のトレイを捨てたところそれだけでごみ袋がかさばることを不快に思い、トレイを洗ってゴミには捨てずリサイクルに出すことにしました。
それまでの私はトレイも小さなペットボトルやキャップ、紙類も全部可燃ごみとして捨てていました。単純により分けるのが面倒なのと選り分けたあとどこにどんな風に捨てれば良いのか分からなかったのでチャレンジすることがなかった。
ところがトレイを選り分けはじめると少しずつゴミの量が減りだしました。3袋が2袋になり2袋から1袋に。
ペットボトルやキャップはリサイクル、紙類は古紙にトレイはリサイクルに着ない衣類もリサイクルに回すことでゴミ箱に直接捨てるものの量が減ったからだと思いました。
選り分けていくと、ゴミとして捨てているものの多くがリサイクルできるものであることに気づきます。なんでも一緒くたにすればゴミですが、意識して分ければ資源になる。資源を捨てているのと変わらないのかもしれないと思うともっと買うときから意識して家に入れるもののその後を考えてものを買うようにもなります。
捨て方の分からないものや、捨てるのにかかるコストなど考えると安易にほしいからと買い込むのは辞めたほうがいいんだなと感じます。
ゴミの量を減らしたら世界が救われるとは思えませんが自分の出すゴミの量はある程度コントロールできるのでできることからしてみるのは良いことだと思います。
トレイやペットボトルをリサイクルにしてみるだけでも少し貢献した気になれます。それに自分の出すゴミの量が減るとゴミ捨てもゴミ袋を買うコストも減ってきます。
今はトレイを洗ってリサイクル、ペットボトルやキャップをリサイクル、紙類は古紙として、衣類や布類も資源ごみとして回収してもらうことで少しずつ片付いてきたように思います。
次は生ゴミ処理について学んでコンポストができたらいいなと考えています。まだまだ勉強中ですがなにかに意識して行動を起こすことは今は楽しいと思えているのでどこまで減らせるか楽しみながら取り組みたいと思います。
エコかエコじゃないか考えるより気楽に楽しく取り組むほうがこういうことは続く気がします。トレイを洗うのも日常の一部となればさほど面倒くさく感じることもなくなってきます。自分の毎日のなかにどんなふうにやるのが楽で続けられるかをこれからも模索しつつやってみたいところです。