英雄じゃないから逃げても大丈夫です。
逃げることは悪である、と逃げない人は言う。
立ち向かうことでこそ、問題を解決できる。
逃げることは問題解決には繋がらず成長しない。
例えば「ここにいたら今夜のうちに熊が出てきて危ないですよ」と言われたらキャンプをやめ山を下りるだろうし、「ここにいたら災害に巻き込まれるので逃げてください」と言われたらすぐ逃げると思う。
それは逃げることで身の安全を確保できるからだ。
別の道を探すこと、危険から身を守ること。
それが逃げるということと私は思う。
今いる場所が、言いようがないほど居心地が悪いならさっさと次へ行けばいい。
そこにいて、成長できるかどうかのほうが怪しい。
そこが嫌なら行かなければいいし、その人が嫌いなら離れればいい。
それだけのことで。
嫌なものはどうやったって嫌なものから変わらない。人の性格が早々変わることがないのと同じように嫌いなものが早々好きにはならない。
どうして相手が嫌なヤツのままなのに、こちらが好きになる努力をしないといけないのか?
そこまでして好きになる必要がない。
だから離れたらいい。
逃げることは別の道を探すこと。
今までの積みあげてきたものが、なんていうほど何もなし得てない。
次へ行けばいい。
思っているほど自分の人生の功績とはそんなに輝かしいものではない。少なくとも私の場合は。
今ある苦しみを耐え抜いてまで守り抜きたい積み上げてきたものもない。
大切にしてるものをぶち壊さないために、守るためにそこから離れるだけ。
人生は続いていく。明日もあさっても。
今日やらなかったことは明日やらなきゃいけなくなるし、サボり続けた代償は払わねばならないとしても人生は終わらないし、サボっててもボーっとしてても引き籠もってても終わらない。
だからそんなに焦って進む必要がない。
立ち向かって悪を倒して英雄と称えられるのはヒーローだけ。
私はヒーローじゃないから、誰にも称えられないし立ち向かわないし、逃げまくるけれど、私の人生は悪くないと思う。
逃げたいなら好きなだけ逃げましょう。