マイ・ロンサム・カウボーイ┃１６億で落札された謎の○○フィギュア
「価値観」は、生まれ育った環境や、関わった人物による影響が大きく関わってきます。
自分は何に価値を感じるのか想像してみましょう。
それは自分にとって、なぜ価値があるか考えてみましょう。
大体が、生きてきた中で感銘を受けた”何か”
もしくは、経験してきたことから導き出された”心を動かされるもの”ではないでしょうか。
・友達
・家族
・お金
・ファッション
・勉強
・仕事
・芸術
・音楽
例え出したらキリがありませんが、ほとんどが人生の中に発起点があるはずです。
産まれた瞬間から備わっている感性は、スピリチュアルな目に見えないものくらいではないでしょうか。
多少ＤＮＡによる感性の偏りはあれど、「人生経験で価値観は形成される」といっても過言ではありません。
「価値観」の中でも特に理解されがたいジャンルは「芸術」
こんな絵に○○億円、、、
ただの壺じゃないんですか、、、！？
この、へんてこなオブジェはなんの役に立つのだ、、、
クロノも思います。
今回は、オークションにて「マイ・ロンサム・カウボーイ」というフィギュアがアジア最高額で落札されたお話。
マイ・ロンサム・カウボーイ
2008年5月15日
ニューヨークにて、世界最古の国際競売会社「サザビーズ」が開催したオークションで、裸の青年フィギュアが16億円で落札されました。
そのフィギュアがこれです。
高さ２５４ｃｍ
ギネスに登録されている世界で一番背の高いルスタンさんとほぼ同等の大きさです。
この青年の名は「マイ・ロンサム・カウボーイ」
しっかりと目を輝かせ、仁王立ちの構え。
ほとばしる精液をロープのように扱い、行き所のない性欲をアピールする勇ましい姿はまさにカウボーイ。
満たされることのない欲望からは悲しみを感じますが、彼を見ているとなぜかポジティブな印象を受けます。
村上隆
この作品の制作者は、村上隆（むらかみたかし）という日本の現代美術家。
世界的に最も有名な日本人現代アーティストだそうです。
「マイ・ロンサム・カウボーイ」は、1990年代、日本の浪費文化を批判するために制作したアートの一例とのこと。
”あるオタクフィギュア職人に、この作品の制作をお願いした”という説もありますが、真相は不明。
2001年に「有限会社カイカイキキ」という会社を設立。
現在は、アート作品制作、アーティストマネージメント、映画・アニメーション制作、ギャラリー・カフェ運営、出版、マーチャンダイズ（商品化計画）制作などの事業を展開しています。
16億で落札された「マイ・ロンサム・カウボーイ」
話が戻ってしまいますが、１６億円で落札した方の価値観がすごく興味深いです。
16億円は、これ×１６です。
一般人の平均的な生涯収入が2億と言われていますが、一般人８人が一切生活費をかけずに貯金して、やっと買えるのがこの「マイ・ロンサム・カウボーイ」
オークションとは、瞬間風速のようなもので、一瞬にして価格が天と地ほど変わるケースも少なくないようです。
まとめ
マイ・ロンサム・カウボーイをただ紹介したかったクロノです。
薄い内容ですが、この話題を知ったときは深く考えさせられました。
友達が見ている「青」は、自分の見ている「青」とはかぎらず、ニオイも感触も聞こえる音でさえ、何もかもが確認不可能です。
自分だけが自分の世界を感じることができるのです。
ブランド物や車や海外留学、、、
広告や周りの評価に惑わされやすいご時世。
そのステータスは、本当に自分が価値を感じて選択したものでしょうか。
その価値観は、操作された価値観ではないでしょうか。
価値観は、時価総額の様なものですが、心から良いと思う感覚を大切にしたいものです。
余談
この間、カフェで全身ブランド物を装備した青年がいましたが、会話内容がしまむらでした。
皮肉が混じってしまい申し訳ございません、、、
何様やねん！と思って読んでいただけると幸いです！
今回も最後まで拝読いただきありがとうございました！
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