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【読書メモ】名古屋商科大学ビジネススクール ケースメソッドMBA実況中継 04 行動経済学(岩沢誠一郎)【#30】

タイトルの通り、
行動経済学についての
ケースメソッドの本です。

以前に、
会社が授業料を出してくれて
KOのビジネススクール
に通ってたのですが、
その時の授業を
思い出しました。

ケースメソッドが
よく分からない人のために
かんたんに紹介すると、
まず、
行動経済学の理論について
簡単な説明があります。

例えば
システム1、
システム2とか
代表性バイアスとか
アンカリングとか
その講義で議論したい
理論についての
説明があります。

次に、
ある会社のケースが
紹介されます。

だいたい
有名な話です。

こういう経営をして
こういう成功があった。

こういう決断をして
こういう失敗があった。

というような
ケースです。

それから、
そのケースについて、
議論をしながら
理論が適応できる部分を
考察して
理解を深めていきます。

逆のこともあって、
先にケースを読んで、
議論を進めていく中で
先生から
ちょっとずつ
理論についての解説があって
ケースについて
理解を深めていく
という手順もあります。

ケースメソッド
そのものに対する批判
もあるのですが、
MBAや
その他多くのビジネススクールで
取り入れられているので
一定の効果は
あると思います。

自分が受けてきた経験
から考えても、
授業毎に
めちゃくちゃ考えさせられて
思考が刺激されますし、
毎回、
そんな見方があるのか!
と驚くような意見も聞けますし、
その切り口は気付かなった!とか、
世の中には
ホントに色んな意見があるんだな
ということを
リアルに実感できます。

研究者出身なので、
最初は
ケースメソッドが
めちゃくちゃ苦手
だったのですが、
繰り返すことで
目の付け所が
分かってきて
だんだん
面白くなってきた
記憶があります。

最初は
単なる苦痛でしたが・・・

そういう授業を
この本では
疑似的に
体験出来て、
さらに
行動経済学
の勉強にもなるという
とても良い本でした。

ビジネスに興味ある人は
全然難しくなく
とてもスラスラ読めるので
是非読んでみてください。

ただ、
ちょっと高いのが
ネックです。

おわり



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