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【映画メモ】きっと、うまくいく【#40】
解説は映画.comさんより
インドで興行収入歴代ナンバーワンを記録する大ヒットとなったコメディドラマ。インド屈指のエリート理系大学ICEを舞台に、型破りな自由人のランチョー、機械よりも動物が大好きなファラン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの3人が引き起こす騒動を描きながら、行方不明になったランチョーを探すミステリー仕立ての10年後の物語が同時進行で描かれる。
全然知らなかったのですが、薦められて鑑賞してみました。見終わって、ありがとうと言いたいです。めっちゃ良かった。
原題は3 idiotsということで、3バカトリオのコメディーか・・・しかもインド映画で170分・・・というような感じで見始めたのですが、まず主人公のランチョーが自由で、破天荒で、機転がきいて、口癖が「Aal Izz Well(アール・イーズ・ウェル)」です。正確には「All is well」なのですが、なんでもイギリス統治時代に唱えられていた言葉で視覚方言として「Aal Izz Well」と綴るそうです。という感じで魅力的なのです。
で、周囲を固める脇役も、動物好きで本当は工科大学じゃなく写真家に弟子入りしたいファルハーン、お父さんが寝たきりで極貧家庭で育ったラージュー、ウガンダ生まれでヒンディー語が苦手でいつも辞書を持ち歩いているのですが、暗記が得意で成績の良いチャトゥル、鬼のウイルス学長、ヒロインの学長の娘のピア、それぞれが魅力的なキャラクターです。
ランチョーに影響を受けながら変化してくところも見どころです。
カリーナ・カプールがめちゃくちゃ美人です。正統的なインド美人なのでしょうか。彼女が演じるヒロインのピアは、メガネがトレードマークになっているのですが、それがとても似合っています。
で、ただのコメディーかと思いきや、途中からランチョーはランチョーじゃなかった事が分かり、じゃあ、あのランチョーは誰だったのか?というミステリーな部分も出てきます。
最後のオチもとてもいい終わり方でした。なんか、前向きになれる映画でした。何かにつまずいた時は「きっと、うまくいく」「Aal Izz Well(アール・イーズ・ウェル)」と唱えたくなります。
ストーリーも面白いし、いいエピソードが散りばめられているし、コメディ要素もくどくなくて良かったです。インド映画なのでもちろん歌って踊るシーンも満載でした。全然時間を感じさせない3時間でしたが、もう一度見るには長すぎる!見返す時には、3時間確保しておかないといけないというハードルは高いです。
「ラブ・アクチュアリー」と「きっと、うまくいく」年末にいい映画を2つ見れて、気持ちよく2024年を迎える事ができました。
ちなみに、めちゃくちゃ蛇足です。暗記だけで勉強しているチャトゥルが頭の良くなる薬を飲んでいて、そのためにオナラが臭くなって、サイレンサーとあだ名されるのですが、この頭の良くなる薬って何?って思ったのでアーユルヴェーダで調べてみたところ、たぶんツボクサ(ゴツコーラ、ゴツコラ)ではないかと。頭の良くなるハーブだそうです。オナラが臭くなるかは分かりません。アーユルヴェーダでは最も重要な薬草の一つだそうです。ちょっと飲んでみたいです。
おわり
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