【読書メモ】私は男でフェミニストです【#87】
思いがけずに読んだ一冊です。特にフェミニズムに傾倒しているわけでもなく、いつもアンテナを張っているということもなく、たまたま出会って読んでみました。
韓国の女性の生きづらさがあまりに衝撃的でびっくりしました。日本もここまではないにしても、似たり寄ったりのところはあると思います。特に田舎では。色々考えさせられるというか、むしろこれからはもっと考えていかなきゃなと思える本でした。
巻末におすすめ本が載っていたので、ここに掲載しておきます。とりあえず、上野千鶴子さんの本は一度ちゃんと読んでみようと思いました。
フェミニズムに入門しようとしている人向け
「男も女もみんなフェミニストでなきゃ」チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ
「子どもと話す マッチョってなに?」クレマンティーヌ・オータン
「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」遥洋子
堅苦しい本は苦手だけど小説なら読めるという人向け
「82年生まれ、キム・ジヨン」チョ・ナムジュ
「ヒョンナムオッパへーー韓国フェミニズム小説集」チェ・ナムジュ、チェ・ウニョン、キム・イソル、チェ・ジョンファ、ソン・ボミ、ク・ピョンモ、キム・ソンジュン
「エガリアの娘たち」ゲルド・ブランテンベルグ
今は女の方が生きやすいと思っている人向け
「失われた賃金を求めて」イ・ミンギョン
「大丈夫じゃないです」チェ・ジウン
「女の誕生ーー大韓民国で娘たちはどのようにして女性らしい女性として作られるのか」ナ・イム・ユンギョン
女性が日常生活でどんな経験をしているのか
「あなたがずっと居心地悪ければいいと思います」ホン・スンウン
「しごく私的なフェミニズム」パク・ソヒョン、オ・ビンナリ、ホン・ヘウン、イ・ソヨン
「街に立ったフェミニズムーー女性嫌悪を止めるための八時間、二万八八〇〇秒の記録」コドゥンオ他41人、韓国女性民友会編、クォン・キム・ヒョニョン解題
女性が感じる恐怖と不快感を知るために
「ワニプロジェクトーー男だけが知らない性暴力と新しいフェミニズム」トマ・マテュー
「パリで過ごした一時間ーー性暴行とその後の人生を描いた実話」キャリン・L・フリードマン
「敏感でも大丈夫ーー不愉快なタッチやぶしつけな質問に憤怒しているあなたのための温かくストレートな助言」イ・ウニ
DVを受ける女性がそんなに多いのか?と思っている無知な人へ
「それは全然ささいなことではありません」韓国女性の電話
「とても親密な暴力ーー女性主義と家庭内暴力」チョン・ヒジン
「母親の誕生ーー大韓民国で母親はどうやって作られるか」アン・ミソン、キム・ボソン、キム・ヒャンス
「母親になって後悔するーー全ての女性が母親になる必要はない」オルナ・ドーナト
(著者は同じなのですがちょっとタイトルが違うので、違う本かもしれません。)
性売買で取引されているのは性ではない
「あなた方は春を買うが、私たちは冬を売る」社団法人 性売買被害女性支援センター「サリム」
「姉さん、いっしょに行こう」アン・ミソン
「おめでとう」パク・グムソン
人をイライラさせたり、関わりたくない相手に男性が多いのはどうしてか?
「あの男はなぜおかしくなったのだろう」オ・チャノ
「マンボックスーー男らしさに閉じ込められた男たち」トニー・ポーター
「女嫌い、女が何かした?ーーキムチ女からママ虫まで日常化した女性差別と嫌悪を告発する」ソ・ミン
フェミニズム初級者のための入門書
「フェミニズムの挑戦」チョン・ヒジン
「女ぎらいーーニッポンのミソジニー」上野千鶴子
「バッド・フェミニスト」ロクサーヌ・ゲイ
フェミニズムこそヒューマニズム
「それでも、フェミニズム」ユン・ボラ他11人
「韓国男性を分析する」クォン・キム・ヒョニョン、ルイン、オム・キホ、チョン・ヒジン、チュヌ、ハン・チュユン
「両性平等に反対する」クォン・キム・ヒョニョン、ルイン・リュ・ジニ、チョン・ヒジン、ハン・チェユン
韓国の本が多いからかあまり翻訳されていないようです。検索している中で引っかかってきた本を何冊か最後に載せておきます。
おわり
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