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【映画メモ】LAMB ラム【#50】
解説は映画.comさんより
アイスランドの田舎で暮らす羊飼いの夫婦が、羊から産まれた羊ではない何かを育て、やがて破滅へと導かれていく様を描いたスリラー。「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」などの特殊効果を担当したバルディミール・ヨハンソンの長編監督デビュー作。
山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリアが羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてくる。子どもを亡くしていた2人は、その「何か」に「アダ」と名付け育てることにする。アダとの生活は幸せな時間だったが、やがてアダは2人を破滅へと導いていく。
「プロメテウス」「ミレニアム」シリーズのノオミ・ラパスが主人公マリアを演じ、製作総指揮も務めた。アイスランドの作家・詩人として知られ、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の歌劇脚本を手がけたショーンがヨハンソンとともに共同脚本を担当。
僕は鶏肉よりも、豚肉よりも、牛肉よりも、ラム派なので、ずっと見たいと思っていました。見たいというより、見なきゃいけないと思っていました。ジンギスカン大好きです。
ちょっと見方が難しい映画でした。ホラー?スリラー?と思いながら見始めたのですが、人って何?家族って何?子供って何?ストーリを追いながら、かなり根源的な問いが生まれてきます。
夫婦が自分の子供と思っていれば、人でない「何か」も子供なのか。その「何か」が自分を鏡で見た時に、両親と全く違う容姿をどう考えるのか。他人は「何か」を受け入れられるのか。
登場人物は少なく、時間もそんなに長くないのに、色々考えることができて、でも何も考えずに純粋にスリラーって見方もできると思いますので、みんなが楽しめる良い作品だと思います。
ただ、終わり方が・・・僕は、それを登場させたら今まで築き上げたものが台無しじゃない。と少々残念に思いました。逆に、アイスランドではそういうことがちょくちょくあるという、神話とか都市伝説的な話なのかな。と思ったり。謎は謎のまま、見た人が色々解釈できる余地を残して欲しい派です。
おわり
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