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【読書メモ】悪の処世術(佐藤優)【#24】

書かれているのは以下の11人です。

ウラジーミル・プーチン 「ロシアの皇帝」が貫く義理人情
習 近平 圧倒的な権力を実現させる恐怖支配
ドナルド・トランプ 「下品」を武器に大衆を味方に
金 正恩 先代とは異なる狡猾さと剛腕
バッシャール・アル・アサド “したたかな独裁者”のリアリズム
エンベル・ホッジャ アルバニアに君臨した“史上最強”の独裁者
アドルフ・ヒトラー 誰も真似できない「ニヒリズム独裁」
毛 沢東 「神話」を生み出すプラグマティズム
ヨシフ・スターリン 実直な職業革命家の「理想の世界」
カダフィ大佐 新しい国づくりと自滅の末路
金 日成 「愛」を実践しようとした建国の父

佐藤優さんの本は
なんだかんだとかなり読んでいますが、
やはりプーチンについてのエピソードが面白いです。

クリミア併合、ウクライナ問題についても
勉強になりました。

ニュースだけでは分からない
彼の性格が紹介されていて
参考になります。

バッシャール・アル・アサド、
エンベル・ホッジャ、
カダフィ大佐については全く知識がなかったので、
面白く読めました。

世界史を取っていなかったので、
そもそもヨーロッパや中東の歴史についての知識がなく、
歴史を知らないから
近・現代史についても分かっていませんでした。

日本でこじんまりと生きていると、
中東とか東欧とか全然関係してこないので・・・

こういうとき、
学生なら教科書に戻って、
歴史全体の流れを掴んで、
そこから国同士の関係を追いかけて、
それぞれの歴史的事件の意味を考えていく
のが良いんだと思いますが、
もう大人だし、
時間もないし、
仕事の隙間時間で勉強するしかないので、
受験生のような勉強方法は向きません。

興味を持った人物を調べつつ、
その周辺知識を調べて行った方が
記憶に定着するように思います。

周辺知識まで行き着けなくても、
一番興味ある本人のエピソードは
絶対に記憶に残ります。

そういう意味で、
アラブのアサド政権、
カダフィ政権、
アルバニアのエンベル・ホッジャについては、
ピンポイントで記憶に残ったので、
ここから周辺知識を増やすきっかけにしたいと思います。

アラブやロシア、東欧の知識が全然ないことに驚愕します。

最後に、理系の僕としては、
最近は演繹法的な話し方を聞くことが多いので、
個別命題から興味を持っていく
帰納法的な勉強方法もたまには良いんじゃないかな。

特に可処分時間がなくなってきている大人にとっては、
興味を持てるものを
まずは読んでみるのが良いんじゃないかな。
と思いました。

おわり


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