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4歳児とのおやつの準備には学びが詰まっている|育児

保育園がお休みの日も、4歳の長男は3時のおやつを欠かしません。
3時になるとすごすごとキッチンへ行き、腕組みしながら呟くのです。

「おやつ、なににしようかね~?」

最近は一緒に支度するようになりました。たいそうなおやつは出せません。それでも、準備する息子は頭も手も目もフル稼働で、何よりウキウキと楽しそう。
本当にいろんなことを学んでいるのを感じます。
最近食べたおやつと、こんなところが学びだなぁと感じたことを書いてみようと思います。


①米粉の蒸しパン

5つの材料を計ってぐるぐる混ぜるだけ

米粉とベーキングパウダー、砂糖と牛乳を混ぜてレンジでチンするだけなんですが、親にとっては「子どもと一緒に」が枕詞に付くだけで一気にハードルが上がりますね。
粉は飛び散るし、牛乳も生地もこぼすし、電子レンジの扉は力任せにバッターンと閉めるし・・・
いちいち注意したくなる気持ちは一旦置いといて、学びとお楽しみポイントを探っています。

まずは計量。キッチンスケールにボウルを乗せて、粉や砂糖を計りながら入れます。少しずつ数字が読めるようになってきた息子。まだ100以上の数は難しいものの、粉を入れると数値がくるくる変わるスケールに興味津々な様子です。

ボウルに狙いを定めて、粉が飛び散らないよう、こぼれないように入れるのも、集中力と手元をコントロールするスキルを要します。
材料をまんべんなく混ぜるのもなかなか難しいところ。我が家では冷凍のかぼちゃペーストかクリームコーンを混ぜるのですが、良く混ざると生地の色が変わってきます。「黄色くなるまで、まぜまぜだー」と伝えて、ボウルの中身とにらめっこしながら生地を混ぜてもらいます。

米粉で作るのには2つ理由があります。

1つは小麦粉の摂り過ぎを避けるため。
週末のお昼は焼きそば等の粉もんが多い我が家。アレルギーはないものの、おやつも小麦粉が続くのはちょっと気になっていました。米粉にすれば、気兼ねなく蒸しパンを作れます。

もう1つは作る時の混ぜすぎを気にしなくていいから。
お菓子の本をみると「混ぜすぎない」「さっくりと混ぜる」って書いてありますけど、とにかくグルグルまぜまぜしたい息子に通用しません。
米粉ならグルテンが作られないので、混ぜすぎても硬くなりません。
これなら親の文句 注意 も減って、心置きなく「好きなだけ混ぜてくれい!」と息子に言ってあげられます。

②冷凍おやつの解凍(ホットケーキ、焼き芋)|レンチンだけでも学びはある

冷凍ホットケーキや、スーパーで買った焼き芋をカットして冷凍庫に常備しています。
電子レンジの扉を開けて放り込み、つまみを回して時間をセットし、スタートボタンをポチっと押すだけ。

これだけでも、時間に触れる機会になっているなあと感じます。

「いくつ(=何秒)にするの?」
「あとなんふん(何分)でおわり?」

質問攻めでもう大騒ぎです。
まだ理解しきれていないものの、時間の長さが気になるようです。

ピーっと鳴ったらやけどに気をつけながら、温まったか食べ物に触れて確かめてもらっています。
もう少し大きくなったら、電子レンジで温まる仕組みとかも一緒に調べてみたいな。

③個包装のお菓子|袋を開けるのもチャレンジだ

もはや何もする気力がないのに「おやつは?」なんて言われた時は、個包装のお菓子に頼っています。
良い子の味方、アンパンマンビスケットは疲れた母をも救ってくれる。
お菓子の袋を開けて取り出すだけでも、手先の器用さを鍛えるのにうってつけですね。
ギザギザの切れ込みに沿って袋を割かないとキレイに開かないし、ハサミを使うとなるともっと難しい。

おせんべいとか袋にぴっちり入ったものを割らずに取り出すのも苦戦するポイントです。大人だって取り出す時に割れちゃった時のがっかり感はよくわかります。きれいに取り出せた時の息子の顔は達成感に満ちていて「やったね~」とハイタッチして一緒に喜ぶのでした。


袋の切れ込みに気づいて、ここに沿って袋を破けるか・・・?

①→③になるにつれてどんどん親の力尽きた感がにじむおやつが並んでしまいましたが、親も子も楽しくおいしく食べるのがいちばん!
お楽しみポイントを探しながら、今日もおやつを楽しみます。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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