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シード期
① 景況感改善、賃上げ期待 円安が製造業の業績押し上げ
円安は新型コロナウイルス禍から回復したインバウンド(訪日外国人)の呼び水にもなっている。大企業非製造業の業況判断DIは6月調査から4ポイント改善し、プラス27と1991年11月調査以来の高水準となった。改善は6期連続だ。
(中略)
大企業が円安で増した余力を賃上げに振り向ければ、コスト高を吸収して持続的・安定的に2%の物価目標を達成できる可能性は高まる。次回12月の短観でも堅調な景況感を保っていれば、マイナス金利政策の解除を含む金融緩和の出口に近づくことになる。
そう言えば、ドル円が150円にタッチしそうになっても、すっかり「悪い円安」って聞かなくなったにゃ。10%円安になるとなんだかんだプラマイでGDPを0.1%ポイント押し上げるらしいにゃ。
けど、先行きに関してはインバウンドの恩恵を受けてる宿泊や飲食で3ポイントの悪化を見込んでいて、大企業非製造業の価格判断DIからは「値上げ余地が少なくなっている可能性がある」らしいから油断禁物ですにゃ。
② 【スクランブル】需給不安を覆す銀行株
中小企業の先行きも改善の兆しがある。「中小企業でも投資意欲が旺盛で地方の経済状況も良好なことで、地銀にも業績改善期待がある」(国内証券アナリスト)。地方経済回復に伴う融資拡大期待も出始めている。
(中略)
「設備投資が減らずに続いているのは企業が株主還元だけでなく収益力改善の段階に企業改革を進める意思がある証拠」と三井住友DSアセットマネジメントの石山仁チーフストラテジスト。低PBR(株価純資産倍率)の修正など業績以外にも影響していくとみる。
こちらも日銀短観の話題。大企業も中小企業も、都会でも田舎でも設備投資への意欲は高まっているそうにゃ。その背景についてみずほ証券の大橋英敏さんはきょうのモーサテでこう言ってたにゃ。
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中でも②の経済安保と④の国内回帰をポイントとして指摘してたにゃ。この動きが加速すれば地方にも恩恵が及びそうですにゃ。
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③ 【プロの眼】“ブラックマンデー“再来説
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もう一個大橋さんネタ。SNS界隈で最近、ブラックマンデーのときと株価の動きが似てるって話題になってるけど、そうした危機がいつ来るかどうかよりも、過去の経験から、その後どうなったかを知っておくことの方が意味がありそうにゃ。
ブラックマンデーほどのショックが起きれば、政府・中央銀行から何らかのバックアップがあるはずだから、とにかく狼狽しないことが大事ですにゃ。
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