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「オルタナ」の広報に向いている、ってどういうことだろう。と考えてみた(#MDMゆく年くる年)

この記事は、MDMゆく年くる年2024 (アドベントカレンダー)10日目の記事です。

こんにちは。はじめまして。お久しぶりです。
普段はフリーランスでPRのお仕事をしたり、記事を書いたり、編集したり、いろんなことをやっています。

今日は「三井物産デジタル・アセットマネジメント(長いので以下はMDMと呼びます)のPR・黒木あや」として記事を書いています。

MDMは三井物産、LayerX、SBMC日興証券、三井住友信託銀行などからなるジョイントベンチャーで、「デジタル証券」を活用した金融事業を営んでいる会社です。

思い返せば1年ちょっと前、MDMのPRの木村さん(通称akkyyさん)から突然声をかけてもらったことが始まりでした。

「kuroayaさん(社内ではそう呼ばれています)ってMDMに興味ありますか?」

あまりに突然だったので、まともに返事をするより前に「ハハハッ」と乾いたミッ○ーマウスのような声を出してしまったことを今でも覚えています。

「興味はある……が、デジタル証券はおろか、金融ドメインの知識が1ミリもないデスケド……」

akkyyさんと(取締役でありオルタナを管掌する)丸野さんに正直にお伝えをしたところ、「知識はいくらでも後からつけられる」と背中を押していただき、無事?MDM(が運営する資産運用サービス「ALTERNA(オルタナ)」)のPRとしての仕事が始まった2024年でした。

(なぜ私に声がかかったのか、本当の理由が知りたい方はakkyyさんのnoteをご覧ください)

そんなこんなで個人的には非常にチャレンジングな1年を過ごしたわけですが、ここで「MDM(オルタナ)のPRに向いている人」について考えてみようと、ふと思い至りました。理由は分かりませんが、お風呂に入っていたら思いついた、よくあるパターンです。

あくまで私個人の感覚であり、個人の感想レベルの話なので、100%真に受けないでいただけますと幸いです。信じるか信じないかはあなた次第です。


その1. 石橋が壊れても叩き続けるくらい心配性な人

オルタナは資産運用サービスであり、お客様の大切なお金をお預かりする立場です。また「このサービス(会社)にならお金を預けても(投資しても)良い」と信頼していただく必要があります。

そのために、商品組成、運用、開発、デザイン、マーケPR……とすべての
チームが日々、ミスなく、遅滞なく業務を推進できるよう努力しています。

些細な誤字ひとつでも信頼は崩れる。

それがこの1年で私が痛感した金融事業の厳しさです。業務に忙殺されていると、普段は見落とさないことを「うっかり」見落としてしまうことがあります。この「うっかり」が命取りになりかねない。それが金融業界の仕事です。

プレスリリース、LINE、SNS、メール。いずれも他社で何通も何投稿もやってきた慣れたものばかりですが、オルタナで配信する際は今までにないくらい緊張します。(他社を軽んじているわけではありません、念のため)

オルタナで初めて、案件の募集告知を出す朝、あまりに緊張してリアルに吐きそうになったことも。今でも「あ、akkyyさん…SNSの投稿を一緒に見守っていただけませんか…」と頼ることもしばしば。

スピード感を持って仕事を遂行することも重要ですが、「心配性で何度も見返さないと落ち着かない」「怖がりだとよく言われる」みたいな方は、もしかするとMDMのPRと相性がいいかもしれません。(知らんけど)

その2. ルールの中で創意工夫をするのが好きな人

オルタナ(MDM)の仕事は、ルールとの闘いです。絶対的な法律の下でさまざまなことを進めなければなりません。

「おっ、今SNSでこんな話題がトレンドだからシュッとこんな投稿したいな〜」

と思っても、社内のコンプライアンスチェックや稟議を通さなければならないことが殆どです。

IT系のスタートアップで仕事をすることが多かった私は、正直、慣れるまでそのフローが窮屈で仕方がありませんでした。もどかしく感じることも多々ありました。

ですが、1年経った今はどうかというと

「コンプライアンス部のチェックが入っていないものを世に出すなんて怖すぎる……」

と、MDMとまったく関係のない会社の発信でも思ってしまう程度には順応しています。(AIコンプラ部長、というサービスがあったらいくらでも課金したい気持ちです。何やそれ)

また、制約があるからこそ考える楽しみが増すことも実感しています。歴史を振り返っても「大発明」と言われるものは、何かしらの制約の中で生まれたものばかりです。

ルールや制約の中で生まれた発明は数多くあります。以下にいくつかの代表的な例を挙げます:

1. エジソンの電球
• 制約:19世紀には持続可能で経済的な照明が必要でした。また、電力供給の効率化が求められていました。
• 発明:エジソンは当時の技術的制約の中でフィラメントを改良し、実用的な長寿命の電球を開発しました。

2. ニッカーボッカー(バスケットボール)
• 制約:19世紀後半、冬場でも屋内でできるスポーツを作る必要がありました。
• 発明:ジェームズ・ネイスミスが限られた体育館の空間や道具を活用して考案したのがバスケットボールです。

3. インスタントラーメン
• 制約:戦後の日本で手軽で安価、長期保存可能な食糧が必要。
• 発明:安藤百福が「蒸す→揚げる→乾燥させる」という製法を考案し、現在のインスタントラーメンの基礎を作りました。

これらの発明は、制約があるからこそ、創意工夫を発揮して新しい解決策を生み出した好例です。ルールや制約は、発明や進歩の「起爆剤」として機能することが多いと言えます。

ChatGPTに聞いてみた。ロミオとジュリエットだって制約があったから恋をしたわけで。

MDMの企業理念の一言目に「創意工夫」という言葉があるように、決まったルールのなかで、自分の経験や知識をフル活用しながら、常識を乗り越えていく。「この決まりがあるから仕方ない、諦めよう」ではなく、「制約があるからこそ、燃える!」と思える奇特な方、ぜひ一緒にお仕事しましょう。きっと心から楽しめるはずです。

その3. 真の意味での“多様性“を受容できる人

MDMは複数社からなるジョイントベンチャーです。メンバーの(キャリア的な)「出自」もさまざまです。(そしてステークホルダーもとても多いです)

スタートアップカルチャーの人もいれば、金融業界一筋の人もいるし、大企業的な仕事の仕方をしてきた人など、多様すぎてもはや何が「普通」かが定義できないほどです。自分にとっての当たり前が通用しないこともしばしばあります。

加えて、MDMに集まっているメンバーはみんな個性豊か。心のなかで千鳥のノブが「癖が強い!!!!」とほぼ毎日叫んでいるとかいないとか。

このように書くと、多様なメンバーが集まって楽しそうと思うかもしれませんが、実際はそう甘くありません。それぞれ前提が違うため、コミュニケーションが噛み合わず、小さなストレスを感じることも正直あります。

この1年、MDMで仕事をしてきて感じることは「自分が見ている世界がいかに限定的で、狭いものか」ということです。当たり前と言えばそうなのですが、「これまではこれで良かったから」とか「ずっとこうしてきたから」といった自分の「前提」を時に疑い、一歩一歩丁寧に歩み寄っていく。そういう「自分の常識」を捨てる勇気こそ、多様性を受け入れるということなのではないかと思うのです。

それができると本当に面白いですよ、MDMって。飽きることがないし、「あの人の意外な一面」を発見するとすごく嬉しくなります。

時にコンフリクトを起こしても、対話を重ねることを諦めない人、自分の常識の殻を破りたい人、出会ったことのない人と仕事がしたい人。個性豊かで、ビジネスパーソンとしても一人の人としてもユニークなメンバーと一緒にお待ちしています。

おわりに(時間がない方はここだけ読んでくださいませ)

つらつらと書きましたが、あくまでこれらは私の主観であり、違うメンバーから見ればまったく違うMDM像が浮かび上がると思います。また、詳細を省いたことで、ややデフォルメした表現になっている部分もあることはご理解ください。

取り扱っている商材は難しいし、責任も重たいし、制約も多く、組織の構成も複雑。

ハードシングスも少なくありません。「くううううううううう」と頭を抱える場面も多々あります。

だけど、それが本当に面白い。「三人寄れば文殊の知恵」と言いますが「MDMメンバーが寄れば文殊の知恵」と言い換えたくなるほど、多様なバックグラウンドを持つ人たちと真剣に悩み、考え、行動していく日々は、想像以上に愉しいものです。

新しい「正解」を生み出す苦しみと面白みを丸ごと愛せる方と一緒に、オルタナ(MDM)を世の中に届けていけたら嬉しいなと思います。





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黒木あや
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