優柔不断にならないコツ。"秒速"で意思決定するために持つべきもの
「今日は何を食べようか」「次のキャリアの選択はどうしよう」日常の些細な場面から、人生を左右する大きな選択まで、迷う時間が増えるとストレスになりますよね。そんな悩みを抱える方にこそおすすめしたいのが、"秒速"で意思決定をすること。今回は、意思決定をスムーズにする具体的な方法をご紹介します！
01｜秒速で意思決定するために持つべきものは？
優柔不断を克服するための鍵は「自分軸」を持つことにあります。「自分軸」とは、あなた自身が大切にしたい価値観や判断基準を指すものです。この軸が明確であればあるほど、選択肢に迷うことなくスピーディーに決断ができるようになります。
たとえば、レストランでメニュー選びに時間がかかる人も、あらかじめ「お店の一番のおすすめを頼む」と決めておけば、一瞬で迷いを断ち切れます。
ただし、自分軸を持つことは「頑固になる」ことではありません。たとえば、自分軸のひとつとして「自分がよく知らない分野では、信頼できる人のアドバイスを優先する」というルールを設けるのも良いでしょう。
具体的には、
お金のことは◆◆さんに相談する
健康に関しては△△さんのアドバイスを参考にする
といった形で、他人の知見や経験を取り入れることで、判断の質がより高まります。
02｜自分軸を持つための3つのポイント
自分軸を持つことで、選択に迷う時間がぐっと減り、決断がスムーズになります。しかし、自分軸を明確にするのは簡単ではありません。ここでは、3つのポイントを通して自分軸を具体的に作り上げていきましょう。
1. 自分の価値観を明確にする
まず、自分にとって何が本当に大切なのかを洗い出すことが必要です。
「自分が一番優先したいことは何か？」
「これだけは妥協したくないポイントは何か？」
「どんな人生を歩みたいと思っているのか？」
たとえば、「家族との時間を大切にしたい」と考える人なら、その価値観を基に選択肢を絞り込むことで、迷いが少なくなります。「収入よりもライフワークバランスを重視する」など、価値観が明確になるほど、日々の決断が楽になります。
これらの価値観をリストにまとめ、定期的に見直すことで、判断基準をブラッシュアップしていきましょう。
2. よく迷う場面を洗い出す
次に、自分がどんな場面で特に迷いやすいのかを把握することが大切です。優柔不断に陥りやすいシチュエーションを明確にすることで、それぞれの場面に合った「選択のルール」を決められます。
以下はよくある迷いの場面と、それに対応する具体的なルール例です。
買い物の場面
「予算内で一番最初に目を引いたものを買う」
「迷ったら口コミ評価の高い商品を選ぶ」
外食でのメニュー選び
「お店のおすすめ品を注文する」
「その日の直感で選ぶ」
友人との予定調整
「第一候補の日程を提示してから調整を進める」
「迷ったら相手の提案に乗る」
こうしたルールを事前に用意しておけば、迷いのループに陥ることなく、スピーディーに意思決定ができます。日常の些細なことでも、自分軸を持って意思決定をするクセをつけておけば、いざって時の意思決定も早くなるのです。
3. 信頼できる相談相手を見つける
最後に、すべての決断を自分だけで背負う必要はないことを認識しましょう。キャリアのことや今後の方向性に迷った時には、信頼できる相談相手を頼ることも一つの自分軸です。
相談相手を決める際は、単に情報を持っているだけでなく、「自分の価値観を理解してくれる人」であることが重要です。自分軸を尊重しつつ、必要な経験のチェアややアドバイスをしてくれる存在が最適です。
03｜秒速の意思決定を実践するメリット
自分軸を持ち、秒速の意思決定ができるようになると、普段生活をするうえで下記のようなメリットがあります。
1. 時間とエネルギーの節約
迷いが少なくなることで、日常のタスクを効率よくこなせるようになります。人は1日に数百回以上も小さな意思決定を行っていると言われています。朝の服選びから食事のメニュー、仕事中の判断など、一つひとつの選択には少なからずエネルギーを消費しています。この「選択疲れ」を減らすことで、貴重な時間とエネルギーを節約できるのです。
たとえば、日々のルーティンや判断基準をあらかじめ決めておけば、意識的に考える必要が減り、その分のエネルギーを重要なタスクや創造的な活動に振り向けることができます。
朝食は決まったメニューを用意して迷いをなくす
スケジュール管理はシンプルなツールを使い一貫性を保つ
こうした「判断の自動化」によって、自分の中で本当に重要な選択に集中できる環境を整えることができます。
2. ストレスの軽減と精神的な安定
選択肢に迷う時間が減ると、心の負担が大きく軽減されます。「どちらを選ぶべきか」と悩み続ける時間は、無意識にストレスを増大させる要因です。秒速の意思決定が身につくことで、ストレスが減り、精神的な安定を手に入れられます。
さらに、判断力の向上により「選んだ後の後悔」も少なくなります。自分軸に基づいて選択することで、「自分の価値観に従った選択だった」と納得しやすくなるからです。この「納得感」が自己肯定感の向上にもつながります。
心の安定が得られると、自然と仕事やプライベートにも余裕が生まれ、人間関係やパフォーマンスの向上にも寄与するでしょう。
3. 自己成長と行動力の向上
秒速の意思決定を習慣化すると、失敗を恐れず行動できるようになります。人は選択を間違えることを恐れるあまり、行動そのものを先延ばしにしがちです。しかし、自分軸を持つことで「多少の失敗も次に活かせばいい」と考えられるようになり、行動のハードルが大幅に下がります。
行動力が向上すれば、挑戦する機会が増えます。そして挑戦を繰り返すことで、自然と経験値が蓄積し、さらに判断力が磨かれていきます。この好循環が、自己成長を加速させるのです。
「決断の速さ」は、単なる効率性ではなく、「挑戦と成長を重ねるためのエンジン」でもあります。このエンジンを回すことで、人生におけるあらゆる目標達成のスピードが加速するでしょう。
まとめ
「秒速の意思決定」を可能にする鍵は、「自分軸」を持つこと。これにより、日々の選択に迷わず、エネルギーを本当に大切なことに集中できます。また、自分軸を柔軟に運用することで、他者からの知恵も活用しながら、判断の質を向上させることが可能です。
自分軸をしっかりと構築し、より前向きでスムーズな人生を歩んでいきましょう！