2月22日更新
放射線防護6施設に損傷 志賀原発30Km圏、一部閉鎖
北陸電力の株主らが志賀原発の廃炉求める 敷地内や周辺断層の再調査も
「今の石川県では原発災害が起きたら避難できない」
2月4日 読売新聞『志賀原発の変圧器、最も強い揺れに耐える「クラスC」でも壊れる…修理見通し立たず』
原発推進の立場が強い読売新聞がこのような記事を出したことに感心しましたが、この記事は、発表当初とタイトルが変わっています。
旧:『志賀原発の変圧器、最も強い揺れに耐える「クラスC」でも壊れる…修理見通し立たず』> 変更後『志賀原発、変圧器故障など複数トラブル…北陸電「新しい知見に基づき安全対策講じる」
原発立地の町長が姿勢一転「安全性アピールは難しい」と再稼働に慎重発言
能登半島には志賀原発を中心に多くの断層がある
北陸電力 「志賀原子力発電所2号炉 敷地周辺の地質・地質構造について 敷地近傍の断層の評価」 2021.5.14 :https://www.rikuden.co.jp/shinsa/attach/shiryo1-3.pdf.pdf
冷却用の電源に大きなダメージ。大きな余震がきたらどうするのか
志賀原発一号機の非常用発電機も3台のうち1台が自動停止中。
主要な外部電源の復旧は半年以上かかる見通し。
志賀原発の近く陸地が1分間で4m隆起。3m以上の津波も押し寄せた
1月27日現在、いまだに志賀原発の建屋内の写真は発表されていません。敷地内では地割れがあり、30cm以上の段差ができたりしています。志賀原発のすぐ近くまで、数十キロにわたって陸地が数メートル隆起しました。数千年に一度の地殻変動といわれますが、こういった地殻変動が原発の下で起こったらどのような原発も耐えることはできません。
陸地が隆起したことにより、海岸線は数百メートルも後退しました。原発が事故を起こしても、陸路はズタズタ、海からのアプローチもできずでは事故への対応は非常に難しい。原発は常に冷却しないと爆発するため、冷却水として海水を取り込むために海岸線に建設しているのです。冷却水が供給できなくなれば原発は爆発します。
地震は志賀原発の再稼働は不可能だし、現在稼働中の原発は今すぐに停止し、廃炉へ向けて動かなければならないことを教えてくれた。
原発政策の闇 マスコミを使った情報統制・贈収賄
電気事業連合会特設サイト「能登半島地震による各原子力発電所への影響について」
能登半島地震による周辺地域に立地している各原子力発電所へのこれまでに判明している影響をとりまとめたサイトとのことです。電気事業連合会は能登半島地震の「想定外」の大規模な地殻変動によるこれほどの被害を見ても、現在稼働中の原発を停止して審査をやりなおすつもりはないということ。リスクは解明されていないので問題ない、というありえない回答が並んでいます。再稼働ありきの「多分大丈夫なんじゃないの」という希望的観測であり、非科学的です。20日になっても志賀原発建屋内部の写真は公開されていません。なぜでしょうか。
時事ドットコム令和6年能登半島地震 石川で震度7 最新情報まとめ