2024年1月1日に能登半島を中心に震度7の大地震があり、志賀原発も被災しました。「異常なし」とさらっと報道されましたが、実際には地震によって防潮壁に重大な損傷を起こし、変圧器、配管も破損し、予備電源2つのうちの大きい方が使用不能になり、使用済み核燃料保存プールの冷却が40分間停止しました。また大きな余震が来るかもしれない状況、もし稼働していたら福島原発のような過酷事故を起こし、西日本、中部の広大な土地が放射能汚染された可能性が高いです。
どうか大地震で破損した志賀原発は再稼働寸前だったこと、珠洲市の市民が阻止した珠洲原発計画についての情報をネットだけでなくリアルで拡散してください。政府に志賀原発、柏崎刈羽原発、全ての原発の1日も早い廃炉を求めていきましょう。南海トラフが来る前に何としても廃炉を。行動しましょう。
「志賀原発は異常なし」ではない 稼働していたら過酷事故になっていた可能性が高い モニタリングポストも北部で全部故障している
志賀原発は地震によって変圧器、配管、防潮壁に損傷を起こした
北陸電力プレスリリース第四報(1月3日):https://www.rikuden.co.jp/press/attach/24010302.pdf?1704282006
原子力規制委員会が「活断層はない」と判断した志賀原発に震度七の大地震が発生、発生源は未知の断層
原子力規制委員会は志賀原発の敷地内の断層は「活断層ではない」とする北陸電力の判断を妥当だと判断し審査を進めていた
科学者や専門家の危惧を完全無視、再稼働ありきの原子力規制委員会、岸田政権は経団連の要望に応え、断層だらけの志賀原発の再稼働を前に進めていました。地震の後の岸田首相の記者会見では犬飼淳記者以外から原発についての質問が全くないという異常。犬飼記者の『原発の再稼働は諦めるべきではありませんか?』という質問には岸田首相は無言で薄笑いを浮かべて退場。
事故が危惧される志賀原発は経団連のいいなりに再稼働目前だった
組織票や企業献金欲しさで経団連のいいなりの自民党の無責任。国民の命や国土の保全など全く考慮していない。原発の再稼働は新規制基準を基に規制委員会が判断するが、その国の基準の中には避難計画の整合性判断はない。あくまで避難計画は自治体と事業者に任せて国は関与しない。
「巨大地震の多い日本で原発は危ない」という科学的、客観的な事実を伝える意見を「被災者支援及び復旧復興の妨げになるのでやめてください。イデオロギーを拡散する局面ではありません。」と封殺しようとする国民民主党代表の玉木雄一郎議員。原発推進、国民は国防のために血を流す覚悟を、と語っています。
北陸電力の隠蔽体質。今現在の志賀原発はどうなっているのか
志賀原発は1999年に臨界事故を起こしましたが、隠蔽されて8年後に公表されました。日本弁護士連合会は、『原子力発電所の制御棒脱落事故隠蔽問題に関する意見書 』を2007年8月23日に出していますが、自民党は意見を無視、どれひとつとして改善していません。
6000世帯のうち5000世帯が全壊という壊滅的被害の珠洲市は原発建設予定地だった
今回の能登半島大地震、もしも珠洲市民が原発建設反対運動を成功させていなければ、福島のような過酷事故が起こり、西日本にも壊滅的な放射能汚染をもたらした可能性はものすごく高い。なんと10基も建設する予定だったが、住民は推進派の暴力的な妨害にもめげずに戦い、不正選挙を暴いて計画を白紙撤回させました。日本国民は珠洲市民の快挙のおかげで救われたということを忘れず、一刻も早い被災者の救助と救援物資の輸送、1日も早い復興、そして志賀原発の廃炉を政府に求めなければいけないと思います。志賀原発を廃炉にするため、市民が北陸電力と裁判をしています。支援しましょう。