イスラエル・パレスチナ問題を知ろう 欧米の植民地主義、戦争を煽る軍産複合体
2024年3月25日更新
ありもしない戦争の危機を煽り、日本を重武装化する岸田政権。軍産複合体の次のターゲットは日本なのでしょう。金のために人殺しをする勢力と日本政府がつるんでいるこの危機、選挙が緊急事態条項で停止される前に、選挙で自民党を政権から下ろしましょう。
国連安全保障理事会は3月25日、パレスチナ自治区ガザ地区での即時停戦を求める決議案を可決
2月20日 安保理に提出された米国の停戦決議は一方的
2月20日の国連安保理ではパレスチナ自治区ガザ地区での人道目的の即時停戦を求める決議案の採決を取り、米国が拒否権を行使して否決されました。今月米国から新たな停戦決議案が出されましたが、内容はイスラエルにしかメリットのないものでした。Fujisawaさんがこの件について時系列でまとめているこのXのスレッドは必読です。
ジェノサイドを止めるために出来ること。声をあげましょう
3月1日 ガザの死者、3万人超える 支援物資求める人々に発砲、死傷者多数か
国連安保理の停戦決議は米国の拒否権で否決
アメリカは建国以来、ずっと戦争をやっています。今では戦争ビジネスが基幹産業の国になってしまいました。軍産複合体に政府が乗っ取られた米国の次のターゲットは東アジアです。台湾有事の危機を煽っています。
外交には慎重な中国がガザ停戦決議案を潰した米政府を非難、「アメリカの拒否権は有害なメッセージを送り、ガザの状況を悪化させる」と珍しく強い口調で訴えました。 ロイターの記事はリンクがうまく貼れませんが、インドのメディアが動画つきで報道しています。
ガザで起こっている事は人ごとではない。戦争はビジネス
イスラエルは140万人の民間人が避難しているガザの最後の避難所 ラファを爆撃中 日本政府はイスラエルに経済制裁を!
アメリカ人がスーパーボウル観戦に沸くその同じ時間に、ラファで虐殺されているガザの人々、人ごとではない。自民党は戦争屋に命令された通りの悪政によって日本を戦場にしてしまう。危険です。
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)解体の危機
2024.2.9 日本エアークラフトサプライもエルビットシステムズと協力関係を終了
市民が声を上げることによって社会は良くなっていきます。次は日本政府にイスラエル制裁をさせましょう。
2024.2.5 伊藤忠がイスラエルの軍事企業との協力関係を終了
2024.2.3 外務省が国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA/ウンルワ)への資金拠出停止 れいわ新選組 抗議声明を出す
2024.2.20更新 国際世論はイスラエルの戦争犯罪を非難。ヨーロッパが手を引きつつあるのに、日本政府や伊藤忠がイスラエル支援を進めていることへ危機感
中国、ロシア、ブラジルもイスラエルのジェノサイド=大量虐殺を非難しています。ブラジルのルラ大統領は「イスラエルがやっていることは兵士が兵士を殺す戦争ではない。訓練された兵士が女性や子供を殺す大虐殺だ。ナチがユダヤ人を大量虐殺したのと同じことをやっている」と強い口調で非難しました。
ドイツでは61%がイスラエルのガザ攻撃を認めないという投票結果が。そしてエルビットシステムズの公式HPが伊藤忠などと協力覚書を提携したページを削除したそうです。
2024.1.22 犠牲者は増え続けている 伊藤忠は虐殺に加担
現在もパレスチナへの攻撃はまだ続いており、死傷者が増え続けています。伊藤忠はイスラエル軍に武器を供給するエルビットシステムズと契約しました。この虐殺に加担することは平和国家日本の会社には許されない。日本からできることをやりましょう。伊藤忠への抗議や不買運動。一刻も早い停戦を求めて日本から声を上げ続けたい。
ガザではすでに24,000人以上が殺され、うち10,000人以上は子供
10月7日のパレスチナの武装勢力ハマスによる大規模攻撃で1,200人が犠牲になったことへの報復として、イスラエルはパレスチナのガザ地区へ空爆を開始。既に2万4千人以上のパレスチナ人が殺されました。そのうち10,000人以上が子供ということです。それ以外にも行方不明者が多数出ています。
れいわ新選組はガザ地区への空爆が始ってほどなくして「無差別空爆と地上侵攻は許されない」と声明を出しました。また全国で行った増税反対デモでは「子供を殺すな」「大人も殺すな」「Free Gaza」「Free Palestine」とコールしました。イスラエルとパレスチナの争いには長い歴史があり、双方ともに憎しみが憎しみを生む連鎖から抜け出せず、このままでは報復の応酬に終わりが見えません。
しかしこの問題、一番悪いのは誰かといったらそれはそこそこ平和にアラブ人とユダヤ人が共存していたパレスチナを勝手に分断し、争いの火種を作ったイギリスや国連ではないでしょうか。そして争いの火に油を注ぎ、兵器を売って金儲けをしているアメリカ。国連の安全保障理事会で人道目的の即時停戦を求める決議案の採決が行われ、15か国のうち日本やフランスなど13か国が賛成しましたが、アメリカが拒否権を行使し決議案は否決されました。
この記事では、れいわ新選組が声明を出したこのパレスチナ問題を理解するために役立つリンクを集めました。
もと国連武器査察官のツイート「イスラエル軍がブルドーザで病院に突っ込み、無辜の市民、患者、医療関係者を轢き殺しているのを見て、イスラエルはない方が世界にとって良いかもしれないという結論に達した。ユダヤ人がパレスチナで市民として平和に暮らすことは歓迎するーしかしこのイスラエルと呼ばれる異常事態はもうなくすべきだ」とあります。
イスラエルはユダヤ人を代表していない
イスラエルの青年はパレスチナのガザに対する猛攻撃に抗議して徴兵を拒否したことで、30日間の軍刑務所入りを言い渡されました。
https://twitter.com/tkatsumi06j/status/1740567987688804446?s=20
【声明】イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への無差別空爆と地上侵攻は許されない(れいわ新選組 2023年10月14日)
声明より抜粋:
1.イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への無差別空爆と地上侵攻は許されない。イスラエルは直ちに無差別空爆を中止し、ガザ地区への地上軍侵攻をやめるべき。
2.国連などの場でイスラエルのパレスチナ占領政策における国際法違反(2007年以降のガザ封鎖、ヨルダン川西岸での入植と虐待的な拘禁など)について検証され、是正がなされるべき。
3.日本政府は同盟国であるアメリカにイスラエル支援を中止するよう求め、ハマスを含むパレスチナとの外交努力を行うべき。
4.ハマスは速やかに人質とした民間人等を解放すべき。
大石あきこ議員の緊急集会でのスピーチです。日本で行われている庶民への搾取は植民地主義という同じ根っこから生えている。ガザで行われている虐殺と私たちの生活の苦しさはつながっているんです。
「植民地主義はダメなんだ。新しい価値観を育てていくべき。日本政府を許していてはいけない。岸田政権を倒して、世界中の人々と手を繋いで、植民地支配のない、搾取のない世界を皆さんと一緒に作りたいと。私も国会議員として頑張りたい。」
パレスチナ問題はこうして始まった
この16分少々の動画を見ると、問題の経緯を一通り理解することができます。ぜひ見て下さい。パレスチナ人がユダヤ人や他の民族とともに平和に何百年も住んでいた土地を暴力的に奪われている背景には、ヨーロッパやロシアでのユダヤ人の弾圧、英国が中東との勢力拡大とインド貿易のルート確保のためオスマントルコの制圧にアラブ統一国家の樹立を仄めかしてアラブ人を利用したことがあります。しかし英国はアラブを裏切り、委任統治の名でパレスチナを支配し、シオニストのための国家をパレスチナに作るためユダヤ人の入植を後押し。ナチスの迫害によりユダヤ人入植者はさらに増加。ユダヤ人と先住のアラブ人の間の紛争が激化すると、英国は問題を国連に丸投げして逃げ出しました。そして国連はパレスチナの分割案を出したが、それはパレスチナ人には到底受け入れ難い案だった。そして土地の強制収容に抵抗するアラブ人の村への虐殺が始まりました。
パレスチナ側の言い分
パレスチナの人権弁護士エラカット氏の2分ほどの非常に力強いスピーチです。注目すべきは、エラカット氏がバイデン政権とイスラエルを糾弾していることです。彼らの明らかな国際法違反がなぜ裁かれないのかと。パレスチナ=ハマスではないことを念頭において聞いた方がいいのかなと思いました。
こちらはテレ東ワールドポリティクスの動画で、パレスチナ編とイスラエル編の前後編の前編です。多くの資料をよく調べてとてもわかりやすく説明しています。1時間ほど。資料の出典が全て明らかなところもお勧めできます。
「『パレスチナの論理』を徹底解説~「ハマス憲章」で読み解く”弱者の論理”とイスラム武装闘争【豊島晋作のテレ東ワールドポリティクス】(2023年12月8日)」
イスラエル側の言い分 そしてこの軍人国家の2700件の「暗殺」
これが後編の「イスラエルの論理」です。前後編どちらも中立の立場で公平な報道がされています。両方とも1時間くらいですが、どちらか一つ見るのでしたらこちらをお勧めします。紀元前のバビロン捕囚からユダヤ人は長いこと迫害にあってきました。「自分たちの国がなければ生き残れない」「殺しにくるものがあれば先に殺す」「世界は同情はしても助けてはくれないから自分で戦うしかない」というところまで追い詰められているイスラエルの言い分はよくわかりますが、自分たちがパレスチナに行ってきたことは、かつて自分たちがナチスにやられたことと同じではないのか?という疑問が湧きます。イスラエル国内にも、海外のユダヤ人コミュニティにもパレスチナでの虐殺をやめろ、という声が上がっています。
いつも国のトップが軍人のイスラエル。和平交渉をしようとした政治家は暗殺されてしまったりしていますが、彼らの戦いが本当にイスラエルのためになっているのか疑問です。パレスチナ人を1人残らず殺すまで続けることが目的にはなっていないのか。そこに軍産複合体との癒着はないのか。
そして国際世論がイスラエルが行う殺人を「暗殺」と呼び、アラブ人が行う殺人を「テロ」と呼ぶことに大きな疑問を持ちました。アメリカのマスメディアが垂れ流す「アラブ人はテロリスト」という印象操作に乗せられてはいけないですね。
自民党は目論む戦争はスクラップ&ビルド。壊して作って2度美味しい
民族間の紛争を利用して殺戮で金儲けをする者たちにとっては、戦争は長引けば長引くほど良いわけですが、終戦になればなったでまた破壊した土地を再建するというビックビジネスがあるわけです。自民党のような売国奴の集団に政治をやらせていると、日本も「台湾有事」によって中国と戦争をさせられ、軍産複合体とその腰巾着の政治屋が大儲け。庶民は殺され、国土はガザやウクライナのように、そして80年前の日本のように焦土にされてしまう可能性が高いです。
衆院選で自民党とその仲間達は1人残らず落選させましょう。日本の政治から戦争屋の手先を追い出せば、私たちが救われるだけでなく、世界の勢力図に対する影響は大きいはず。日本から世界平和の種が芽生えることにもつながります。まだ選挙があるうちに、一人ひとりが行動しましょう。
記事のタイトル画像:”West Bank & Gaza Map 2007 (Settlements) Wikimediacommons(フリードメイン)