モチ性とうもろこし(希少な在来品種)の種子が手に入りました。✌︎( 'ω')✌︎
今日の家庭菜園🍅ガーデニング🌱
捜し求めていた希少な白糯とうもろこし(モチ性トウモロコシ)の種子が手に入りました。✌︎( 'ω')✌︎
糯トウモロコシとはワキシー遺伝子(waxy遺伝子)を持つ変異体のことです。この変異した遺伝子を持つと「ウルチ性→モチ性」へとデンプンの性質が変わります。種子の断面が白く濁るのも特徴で、普通トウモコロシ(ポップコーン)の場合はガラス質なのに対してモチ性の粒はロウソクの蝋のような濁った光沢があります。これは稲のモチ米とよく似ています。
こちらの写真は、ウルチ米(上、普通種)とモチ米(下、waxy遺伝子)の比較です。糯トウモロコシ について「ワックスを塗ったように艶がある」という説明を見かけますが、注目すべきはデンプンの質です。
普通のトウモロコシ粒に75%前後のアミロペクチンが含まれるのに対して、ワキシー遺伝子を持った糯トウモロコシはアミロペクチン100%です。また、開花期の花粉粒や種子のデンプンをヨード処理すると赤褐色に染まります。ウルチ性のデンプンおよびウルチ性の花粉の場合は青紫色に染まる。この性質は、単純劣性の遺伝子により支配されている。
某、種苗会社が販売している【白もちとうもろこし、黒もちとうもろこし】は、乾燥すると種子が萎縮する性質があるようです。これは、本来の糯トウモロコシ ではなく【普通甘味種】と呼ばれる最も甘味の少ないタイプのスイートコーンではないのかと疑っています。※モチ米と同じように、糯トウモロコシは種子が萎縮しないからです。
上の写真は収穫せずに完熟させたスイートコーンの穂です。一般的に広く栽培されるトウモロコシはスイートコーン(甘味種)と呼ばれる変異体です。これは糯トウモロコシと異なり、光合成で作られた糖分をデンプンに変換する力が弱くなる変異です。その結果として種子に多くの糖分が蓄積されて強い甘みを感じます。
スイートコーンの中でも特に甘みの強い品種(スーパースイート、ウルトラスーパースイート、シュランケンなどと呼ばれる)は完熟すると著しく種子が委縮するのが特徴です。
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