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「モノから想いを伝える」デザインを考える

私は商品のデザインに取り組む際、3つの側面を常に心に留めています。
モノから提供される「機能」「信頼感」「美しさ(情緒的)」です。
「機能」は、使い手や作り手が直面する課題をみつけだし、それを解決することで解決をはかります。機能面の充実です。
「信頼感」は、機能だけではない、企業の理念や、作り手の想いや配慮を 商品を通じて伝える、伝わるようにデザインすることを意識しています。
「美しさ」は、狭義のデザイン、意匠面での美になります。 

モノから想いを伝えるとは

私は、商品そのものが、企業の想いや価値観を伝える力がある。と考えています。商品は「モノ」としての物質的な存在だけでなく、そのデザイン、機能、そして提供する体験を通じて、企業が持つ「想い」をあらわす媒体でもあります。
私は「モノから作り手の想いを伝える」という視点を大切にしています。
商品を通じて伝えたいメッセージや理念を明確に捉え、それをデザインに落とし込むことで、モノの価値を最大限に引き出すようにデザインをします。

例えば、環境への配慮や社会的貢献といった企業の価値観は、商品のデザインや素材選定、製造の仕方に反映されることで、消費者にその想いを伝えることができます。
また、ユーザビリティや子どもが使ったときにどんな現象がおきるか。などを考えることで、企業が提供する価値や姿勢を感じてもらうことも大切です。

モノからのメッセージは発信しつづけられる

モノが持つ物理的な側面だけでなく、それを通じて伝えられるストーリーや感情が、使い手と作り手との絆を深め、長期的な関係を築く鍵となります。
企業の想いが商品に宿ることで、商品は単なる消耗品ではなく、人々の生活や考え方に寄り添う存在となり、アイデンティティをつよくしていきます。

私は、モノを単なる商品と捉えるのではなく、企業の心意気や志を具現化する媒体として、デザインにおいてもその重要性を追求し続けています。
モノから作り手の想いを伝える こと、デザインの価値の一つと考えています。





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