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質感・触感のプロトタイプ in 未来のかけら展
東京・六本木にある「21_21 DESIGN SIGHT」で開催されている 企画展「未来のかけら:科学とデザインの実験室」が開かれています。
デザインエンジニアの山中俊治氏の取組が、スケッチやプロセスとともに紹介されていました。思考がのぞきみれるような展示もありとても楽しい時間をすごせました。
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様々なテーマでの展示でしたが、私が一番心惹かれたのは、質感・触覚のプロトタイプ
質感・触覚のプロトタイプ
「質感」とは、一般的に素材そのものが持つものです。しかし、付加製造(3Dプリンティング)技術で繊細で複雑な構造を作り出せるようになり、同じ素材であっても構造によって特徴的な触感や握り心地などを実現できるようになりました。「構造触覚」シリーズは、いろいろな微細構造によって生まれる触覚のサンプル群です
3Dプリンティングと書かれていますが、家庭で使われる3DプリンターのFDM方式ではなく、粉末造形方式でつくられていた3Dモデル。
材質は、手触り感からするとナイロンかな?(違ったらごめんなさい)と推測。
この方式だと、いわゆるFDMなどで必要なサポートも必要なく、自由な形状を精度よくつくることができます。
「硬い」ものに「やわらかさ」を感じたり
「硬い」ものを「柔軟にまががる」ようにすることで
通常とは異なる質感や触覚をつくりだすことができます。
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これらは、「体験」できるコーナーがつくられており、手にとって質感と触覚をたしかめることができます
一枚の布でつくられるブルゾン
熱を加えると布が収縮するスチームストレッチ技術によってつくられたブルゾン、
自動で服の折り目をつくる技術との融合でてきている。
折り紙のように平面が立体となる様がおもしろい!
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パラメトリックチューブ
パラメトリックとは、特定のパラメータによって特性や挙動が決定される事象やモデルを指す際に使用される言葉。
CADを使う人には馴染みある言葉です。
私が使っているCAD、SOLIDWorksは数値で形状を変化するパラメトリック・モデリングができるCADです
同じ高さで固定られた線分がねじれでできる形状、そのねじれ具合でカタチが変化する様を実体で表現されていて面白い!
見てて飽きないです。
変に断面を描くよりねじれでできる形で美しさを確認してから断面をつくる。
まさしくパラメトリックデザイン!
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READY TO CRAWL
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8月12日まで開催されている企画展
未来のかけら のテーマにふさわしい展示内容だった。科学とデザインにより、おもしろい未来がつくられそう!を体感できる素敵な展示だった。
ぜひ!体験してほしいです。
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![黒田弥生/プロダクトデザイナー](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/19638557/profile_05484f236c4d33e164544e64d8d1db1f.jpg?width=600&crop=1:1,smart)