
福岡藩黒田家中屋敷(衆議院赤坂議員宿舎など)
わずかに坂名に痕跡を残す
47万石(筑前)
所在地:港区赤坂2丁目17の大部分と18から23、赤坂6丁目7
最寄り駅:東京メトロ千代田線赤坂駅
黒田家の中屋敷は、赤坂溜池タワー・衆議院赤坂議員宿舎と現在再開発進行中の東京ワールドゲート赤坂などの北東側の地区と、その南西の地区(2-18以降の番地)の中小ビル建つ場所でしたが、中小ビルのエリアには明治初期まで広大な鴨場の池がありました。邸内に鴨猟の池を作るとはさすが黒田家です。
現在はほぼ痕跡はありません。赤坂みすじ通りから向かってくると、ビルの隙間に階段上の坂があり、福吉坂との解説板が掲げられています。これは屋敷跡を含む付近が明治以降赤坂福吉町と名付けられ、町内のこの坂も福吉坂になったのですが、その名の由来は「福岡藩」の「福」と、坂の西側にあった「人吉藩」屋敷の「吉」を合成して作りました。江戸時代を偲ぶものはこれぐらいです。

これより有料です。以下には記事全文、全ての写真、地図、関連情報リンクなどがあります。ご購入いただく場合、この記事だけで100円お支払いいただくより、マガジン「江戸の大名屋敷跡ガイド」全体を800円でお買い上げいただく方がお得かと思います。最終的に23区内にある大名屋敷跡全ての記事をご覧になることができます。よろしくお願いします。
記事がよいと思っていただけましたら、お気持ち、よろしくお願いします。