匂いとのどごしは本の中に〜本のひととき〜
「ウマし」伊藤比呂美
読売新聞夕刊に食にまつわる本のコーナーがあり、そこで紹介されていた。食いしん坊の私、もちろん飛びつく。
表紙のインパクト大。
卵かけご飯の上に、どーんと
ウマし
の太文字が。
著者は日米に拠点を置く、詩人でありエッセイスト。
気取らない文体と、3ページの程よい長さで
すいすい読めた。
見た目、匂い、舌触り、のどごし…。
感性豊かな詩人ならでは、五感をフル活動。
食べることが、より楽しみになった。
前から順番に読むのも良しですが、目次の中から自分が食べたいものを選んでランダムに読み進めるのも良し。
(私は「ドーナツの穴」から始めました)