高遠菜萌
美術館めぐりの記録
創作小説(短め)を集めています。お暇なときにご覧ください。
音楽を聴いて浮かび上がった物語を集めました。
読書感想文です。
言葉のまんま。 ふと浮かんだ思いをリズムにのせてます。
毎日の食器洗いは必須だ。 食洗機を持ってはいるが、中に入らないサイズのもの(大鍋とか)、対応しないもの(タッパーとか)は存在する。 水仕事が続けば手も荒れてしまう。 そんなわけで通年ゴム手袋を使用している。 はじめは安価なものをドラッグストアで買い求めていた。手に入りやすいけど、交換の頻度が高かった。冬場にお湯を使うとゴワゴワ縮むし。 いっそのこと、値は張るけどいいやつを買うのはどうだろう。 店頭で品質表示や仕様を確認して選んだのがこちら。リピートしている。 丈夫だしゴ
気ぜわしい、が適当だろうか。 いろいろ立て込んでいて、頭を空っぽにする時間が取れないでいる。 人様のnoteにはお邪魔しているけど、自分が綴るまでは追いつかない。 これを書いてる今も派遣仕事の帰り道だ。 苦し紛れに八百屋で見かけた値札を載せておく。
「森へ行く日」舟越桂 彫刻の森美術館 本館ギャラリー 行きたいと心に決めていた展覧会があった。会期が長いので油断していたら、残り数日しかない。★11/4終了です★ 以前から心に残る作家だった舟越桂さん。 ドラマ化もされた「永遠の仔」を始め、数々の本の表紙に登場した彫刻作品。 一貫してクスノキを扱い、その静かな佇まいや独特のまなざしは一度見たら忘れられなくなってしまう。 前回観たのはこちら。 惜しくも今年の3月に逝去されたので、ご存命だった展覧会は松濤美術館が最後にな
友達と台湾料理を食べに出かけた。 行き先は白山。東京都文京区にある。 前から気になっていたお店で、週末は混雑して入れないくらいとの噂。平日ランチだけど、念の為に予約をしておいた。 誕生月だったので、ちょこっと昼飲み。 八角の効いた魯肉飯に煮卵をトッピング。大満足して外に出た。 近くの白山神社にお参りしてからパン屋巡り。 白山エリアはパン屋が多い。お店を見かけては吸い込まれ、トレイとトングを手にしてしまう。あっという間にパン土産がたくさん。4軒回ったところでストップをかけ
今日は午前:講座見学 午後:担当講義。 1日気を張っていたので疲れた〜。 充実感はしっかり感じられたけど。 スマホのエモパーが 「今日はお互いよく頑張りましたね。少し息抜きしましょう」と喋りだした。 そうそう。肩の荷おろして。 今夜はゆっくりお湯につかりたい。
店頭に来年の手帳が並び始めた。 中には10月始まりの商品もあり、年内なのに新しい年を迎えたような錯覚に陥る。 どういった人が10月始まりを選ぶのだろう。 私は手書き手帳ユーザーだ。 システム手帳の中身を入れ替えるのではなく、毎年新たに買い求める。 判型、色、紙質。マンスリーかウィークリーか。 スピンやペンホルダーは付いているのか。 カジュアルかビジネス仕様か。 この季節になると売り場の一角が手帳コーナーになる。商品幅が広すぎて、目移りどころか目を回しそう。 今年の手帳を9
残暑が長引いたまま10月も半ば。 でも漂い始めた金木犀の香りが、スローペースな秋をかすかに感じさせる。 気温はおいといて。 秋の味覚を味わっておこう。 夫はサンマが好きだけど、私はそうでもない。 旬を迎えたサンマは店頭できらきらと光っている。積極的には手を伸ばさないけど、旬のものを食べるのって体に良さそう。 そんなわけで献立に加わったサンマ。 ポテサラにカブの漬物、大根おろし。彩りにほうれん草のお浸し。 麦焼酎「いいちこ」お湯割りにカボスを垂らす。 サンマの魅力ともいえ
ふわりと漂ったのは金木犀の香りだった。 今朝家を出るときは感じなかったのに。これほど季節を意識させる香りはないと思う。 夏が過ぎ、次の季節の到来を知らせるように花が咲く。 金木犀と聞いて、まっさきに思い浮かべるのは香りだった。あの小さなオレンジ色の集合体よりも。そんな人は多いと思う。 花の形よりも香りが先に立つ。 残業で遅くなった帰り道は暗い。 とぼとぼ歩く道すがら、遠くにコンビニの灯りが見えた。 どこで咲いているのかは暗くてわからない。 歩みを進めるうちに香りは強く
我が家のベランダは、狭くないほうだと思う。 布団もシーツも並べて干せるから。 でも、欲張ると物干し竿いっぱいに洗濯物が密集してしまう。 干す間隔が詰まっていると、乾きにくいとも聞く。何かいい方法はないものか。 こんなものを買った。 図書館で借りた、家事の本に紹介されていた品。 これは畳んだ状態。広げて引っ掛けるとこうなる。 商品名は何だったかな… 「ループハンガー」「スパイラルハンガー」と名付けられているみたい。 広げて干していたシーツやバスタオルを、縦に引っ掛けて干すこ
つまみの一品。 枝豆も産地によって時期が違うんだな…。 夏場は埼玉などの関東近郊が並んでいた。 秋が近づいたら新潟や山形を見かけるように。 これも山形・寒河江産。 秘伝のハッピー豆らしい。 枝豆でハッピーになりたい。
雨の火曜日。 大学病院に行った帰り、横浜駅から少し歩いた アメリカンダイナーでランチ。 20代はじめ、外でお酒を飲み始めた頃に友達が連れて行ってくれた店だった。 座ったのは確かカウンター。 騒々しくてボリューミーなのは相変わらず。 でも、あの頃何を食べたのかが思い出せない。
動画検索していたらたどり着いた「はいからさんが通る」。 花の東京大ロマン。有名作品なので私も知っている。アニメは1978〜79年放送。幼稚園の頃テレビで見た気がする。ヒロイン紅緒の福笑いが付いている双六も持っていた。 南野陽子主演の映画は小学校の友達と一緒に観た。少尉役が阿部寛だったのもはっきり憶えている。でも。 紅緒と少尉が結ばれてハッピーエンド… それまでの経緯が思い出せない。 ウィキペディアであらすじはわかるけど。 原作を読みたい欲が一気に盛り上がった。 物語を全部
溶かしてしまうそうだ。 壁面いっぱいのファイルに目をやる。 入社して初めに配属されたのがここ、資料管理室。あれから20年余、ラベリングとファイリングの日々は時代の変化とともに少しずつ形を変えていった。私は同じ場所で戸惑いながらも変化を受け入れ、現在に至っている。 「のぞみ君」 段ボールの向こうから室長の声がした。 「今日はもう遅いから適当なところで切りあげていいですよ」 偶然にも同じ田中姓だったので「のぞみ君」と下の名前で呼ばれてきた。 「でも明日1日しかありませんし」
雨が降ったり止んだり。 気温は少し下がったが、湿度が高い。 睡魔が体にまとわりついたまま夕方になった。 気がつけば体を倒している。 ブラックコーヒーもまるで効かない。 いつか乗った遊園地のフリーフォールのスピードで眠りにおちていく。
MINIATURE LIFE展2 田中達也 父の診察に付き添うついで、横浜駅を通るので 髙島屋に寄り道。 平日お昼時にも関わらず混んでいた。 子どもから大人まで列をなしている。 先月も日本橋髙島屋で田中達也展を観てきた。 巡回展かと思いきや、内容は違うものとのこと。 本展も撮影可。皆がスマホを構えるものだから進まない…。 パネルは当然拡大された写真で、そのそばにミニチュア作品のケースが展示されている。 うわー細かい! ギリギリまで近づいて目を凝らしながら作品を鑑賞。ドラ
数日前のことだ。 地元の書店が来月はじめに閉店するというニュースを目にした。 ネットで流れてきた記事だったので半信半疑。 買い物ついでに前を通ると、確かに閉店のお知らせが貼り出されていた。 書店が減少しているのは、ここ数年のことではない。本を気軽にネットで買えるようになった。わざわざ足を運ばなくても自宅に届くし、ポイントだって貰える。欲しい本を好きな時に。 地域の書店が後継者不足で店を閉じ、大手の書店が都市部に集中する。 書店がない街があると聞いた時は心底驚いた。 私が子